○おもしろ教室みんなでキャンプ①
昨日と今日の二日間、町内の翠小学校でおもしろ教室みんなでキャンプが行われました。実行委員長を務めているので、全日程参加しなければならないのですが、残念ながら昨日は夕方予定が入っていて昼間だけの参加となりました。午後1時半からの開会式では、実行委員長のあいさつから始まりました。翠小学校が愛媛県で一番古い現役木造校舎だということ、校庭にあるギンモクセイは126年も生き続けている天然記念物であるということ、同じ校庭に建っている二宮金次郎の銅像は色々な教えを示しているということなどを話してやりました。これもふるさと教育なのです。
今回のキャンプには東雲大学の学生が10人ほどリーダーとして応援に駆けつけてくれました。昔は子どものリーダーといえばホイッスルを首にぶら下げてゲームなどレクの指導をしたものですが、今の学生はそのような指導をしないようで、どこか感じが違いました。
開会式の後は早速運動場にテントを張りました。子どもの数が30人ほどなので大きめのテントを5つ張り
ました。子どもたちにとってテントを張る作業は曇っているとはいえ汗だくの重労働で、熱中症にならないように水分補給を注意しているため、お茶を飲むという口実は都合のいい休憩になるようでした。乾いた運動場の土に鉄のペグを打ち込むのは容易なことではなく、補助的に手伝う本部の人間が中心になって、何とかテント村が出来上がりました。
この写真は校長室の窓から撮った写真ですが、手前の二宮金次郎さんの銅像はこの様子をどのように感じているのでしょうか。
テント村も無事出来、子どもたちは川遊びに出かけました。傍を流れる上灘川は海の町ゆえにどちらかというと縁遠く、川は見るものでした。しかし前回の源流を探るというプログラム以来、子どもたちにとっては大好きな遊び場になったようで、みんなで楽しく川を散策しました。
川から帰った子どもたちはいよいよ夕食の準備です。この学校は木造校舎のため火の取り扱いには細心の注意を払わなければなりません。外に火が出ないよう缶で造った釜戸で火を焚き、その上で飯盒炊飯するのです。火力が強いためご飯はあっという間に吹き上がりましたが、火を止める加減がまた難しくおこげも出来たようです。
調理場では夕食のメニューであるシーフードと野菜のカレーに挑戦です。私はカレーを食べることは出来ませんでしたが、とても美味しいカレーが出来何度もお代わりして食べたそうです。
夜は大きな移動式樽型の露天風呂に入ったり、花火や肝試しをしたりと、楽しい夜を過ごしたようです。夜少しだけ雨が降ってテントをぬらしたようですが、子どもたちにとっては気にならないほどの雨でした。
「いつの世も 子どもにとって キャンプとは 楽しいものだ 親元離れ」
「熱中症 理由にサボる 子どもたち ペグを打つのは 大人とばかり」
「学校の 校庭突如 露天風呂 子ども歓声 谷間に響く」
「進ちゃんと 愛称呼ばれ 顔馴染み 私の愛称で 子どもの名呼ぶ」