○新しいパソコンが届く
パソコンに不具合が生じると決まったように電話をかけて何かと世話になっている娘婿に、不具合の状態を診てもらっていましたが、パソコンの中から異音が聞こえたり、アクセスが出来なかったりするようになって、いよいよ末期症状だと余命宣告されていました。「今の間にパソコンに入っているデーターを移佐内と、故障してからでは遅い」という娘婿の助言を受け入れ、ついにパソコンを買う事にしました。まあパソコンの値段は高いといってもひと頃ほどではないといいながら、リタイアのこの身では妻をないがしろにして臨時出費をする訳にもいかず、妻の財布から出してもらう事にしました。
娘婿は私の都合を聞き、どの程度の機能を使いこなせる能力があるか、またどの程度の資金が適当かを判断し、インターネットで注文をしてくれました。2~3日前に娘を通じて電話が入りパソコンが手に入ったので夏祭りを兼ねてわが家へ来てデーターの移動をしたいということで、昨日わが家へやって来ました。娘や孫は前日から来ていたため予讃線海岸周りの鈍行列車に乗っての合流です。私はあいにく入れ替わりで3時から友人の葬儀に出席しなければならず、日頃は余りつけない客間のエアコンをつけて、その中での作業でした。葬儀から帰ってみるとその作業は仕上げにかかっていたようでしたが、私は孫の面倒を見ながらその時期を待ちました。
やがて夏祭りの花火見学にやって来た長男家族も揃い、賑やかな食事の後、そろってシーサイド公園への花火見学です。前夜長浜の花火見学をしているため、私たち夫婦と孫朋樹にとっては花火の梯子とでも言えそうです。
昨日の今日とでもいうべき花火の比較が出来ましたが、やはり長浜の花火の規模から比べるとふたみの夏祭り花火はかなり見劣りがしました。でも花火を見る角度やシチュエーションは劣ることなく、むしろ一枚上のような感じもしましたが、これも我田引水なのでしょうか。
花火の寄付を集め花火の打ち上げ計画を立て、許可を得て当日の運営をするといった裏方としての20年に比べると、他岸の花火としゃれ込むのは何とも贅沢な感じがしましが、今もかつての私と同じように努力する裏方がいるのですから、花火が上がる度に人一倍大きな拍手を送りました。今年の花火もいい花火だったと見学した誰もが満足して帰りました。5歳になる孫は花火より夜店での買い物、1歳になった孫2人は花火よりも眠気と、花火が終った頃には花火の音など何処吹く風でスヤスヤ眠っていました。
(孫尚樹君とお母さんとおばあちゃん)
(孫希心君とお母さん)
(孫朋樹君)
「お父さん、パソコンは一応使えるようになりましたので、何か不具合があったらこの箱の中の説明書を読みながら使ってください。分らない時は電話してください」といって、家族とともに帰って行きました。真新しいパソコンは私の机の上に、新旧比較という感じで並べられています。今日は大学のフィールドワークの授業があって出かけるし、明日から今週は忙しい日程が組まれているため、本格的な始動は来週からになりそうですが、さてこのパソコン、私のいうことを聞いて働いてくれるでしょうか。
使いこなせるようになるためには、これまた私の進化が必要なのかも知れません。パソコンが2台になって何となく安心していますが、妻はこの際私のパソコンを下取りしてインターネットを始めようかと、要らぬ考えを持ち始めています。「不味い」と思っています。これまで妻の悪口を散々ブログに書いているだけに、読まれてはいけないのです。これからは想定外のことを想定に入れて書かなければならないようです。少し憂うつです。
「新しい パソコン入荷 娘婿 半日かけて データー移す」
「黒基調 若者向きの パソコンが 机の上に 眩く光る」
「機能より 使いこなせる 技術力 妻の財布に 感謝をしつつ」
「ただ唖然 見ているだけの わが身にて パソコン使う 婿の頼もし」