○息子の職場の人々
昨夕息子の職場の人々が人間牧場にやって来ました。社長さんを含め総勢8人の小さな団体です。2週間ほど前に予約が入っていたのですがあいにく梅雨の真っ最中で、雨は降らなかったものの雲行きが怪しくて中止をしていたのです。昨日は好天に恵まれ息子は朝早くやって来て人間牧場へ上り、掃除をしたり風呂を沸かしたりと親愛なる職場のお客さんを招く準備に余念がありませんでした。一方妻はわが息子の職場の人々が来るとあって昼から休みを取り、食事全般を引き受けて料理作りに励みました。私は生涯学習センターでの仕事が入っていたので息子と携帯で連絡を取りながら何もすることもなく夕方を迎えました。家に帰ってみると妻の料理も殆ど出来上がり、千客万来とのことで私と妻が軽四の後ろに料理を積んで上がって行きました。自慢の大蚊帳もちゃんとセットして、社長さんは既に息子の沸かしたロケ風呂を楽しんで湯上り気分のようでした。この社長さんは息子が始めて就職した会社の社長さんで、その会社を辞め今の会社を興しましたが、息子も一緒に異動して今日に至っています。息子の結婚式も媒酌人を快く引き受けてもらい、息子にとっては親以上の付き合いをさせてもらっているようです。昨日は一足早い社長さんの誕生日パーティが人間牧場で行われました。パーティといっても職場の人が社長さんの名前「かずおさんたんじょうびおめでとう」と書かれた小さなケーキを用意して、6本のローソクに点火するというシンプルなものです。こんな山の家での誕生パーティも多分始めての経験でしょうから、よき思い出になったことでしょう。
昨日は夕日も綺麗に見えて、特性蚊帳の中から見る夕日もまた味のある夕日となりましたが、料理が並べられみんなが席に着いたのは7時頃ですからお腹も空いて夕日どころではなく、美味しいお酒と料理に舌鼓を打っていました。社長さんが言うようにこの会社は出来て間もない会社ですが社員の団結もよく、冷え切った建築業界の中で生き延びているのはやはりプロ集団としての価値なのでしょう。
私は息子を通じてしか会社のことは分りませんが、社長のリーダーシップと社員の信頼関係に加え営業受注能力や成果の信頼度が仕事を作っているのだと思いました。親の目からは見えてこないベールに包まれた息子の生き方は多分社長の生き方を見習っての生き方なのでしょうが、仕事的にも人間的にも成長して欲しいと願っています。
今日の朝早く息子嫁がわが家にやって来ました。昨日は仕事で手伝えなかったので朝飯を作るのだと材料を持って来たのです。すでに玉子焼きとメザシは焼いて持参していました。私が山の家まで送り届けましたが、夫のためにささやかな気配りをしている姿は何ともほほえましいものです。息子と結婚して既に10ヶ月が経ちました。まだ内孫の朗報は聞こえませんがこれからも仲のよい夫婦であって欲しいと願っています。
今夕はまた新たな団体がわが家へやって来ます。次男の演劇仲間が10数人煙会所で焼肉パーティだそうです。昨日に引き続いて妻は手料理で迎えることでしょうが、昨年は20人を越えての団体で作った料理が足らないほどの盛況でした。早くも妻はおにぎりを作るためのお米をといでいます。私は夏祭り実行委員会の仕事と、グリ-ンクラブの定期演奏会の招待券が仲間から送られて来ているので、松山市民会館へ聞きに行きます。
「わが息子 主催の職場 夏越会 急に社長の 誕生祝う」
「手料理で もてなす妻の 気配りに 息子神妙 嬉しさ隠し」
「牧場を おりる頃には 月が出て 妻と二人で 夜道帰りぬ」
「早起きし 卵メザシと 忙しく 夫支える 新妻けなげ」