shin-1さんの日記

○自治会長になって一年が経ちました

 「本当はやりたくない」というのが本音なところでした。しかし長年不義理をしている地元に恩返しもしなければならない一念から、自治会長を引き受けて丁度一年が過ぎました。幸い副区長2名や会計、それに放送係に助けられて、曲がりなりにも総会が迎えられそうでホッとしています。私どもの所では区長と呼んでいる自治会長の仕事は、いざやってみると大変な仕事だというのが正直な感想です。田舎のことゆえ様々な集会には顔を出さなければならないし、おまけに宿泊施設としての機能を持った集会所の貸し出し管理までですからこれはもう多岐にわたっています。しかしこの集会所を宿泊に利用する人も安ければよかった時代の終焉とともに年々減少し、収益が見込めなくなりつつあります。このままでは決算期に赤字になるのではと思い悩んでいた今年、思いがけない大金が転がり込みました。市役所から今年限りという限定で100万円余りの補助金が計画書が認められて入ったのです。お陰さまで自治会長の心の曇も晴れ、今晩の監査は美味しいお酒が飲めそうなのです。

 住民の自治というけれど、実際には自治能力は決して高い方だとは思いません。何をするにしても役員が主体で物事を発案し、ある意味で大多数の人は区費と呼ばれる毎月600円の費用を払ってもらいながら暗黙の了解とみなして一方的にことを進めるのです。私のようにまちづくりに深く関わった人間にとってはそのことが心の大きな重荷になっていますが、それでもできるだけ情報公開し、住民の参画を促しながら事を運ぶよう努力しているつもりでも、まだ文句の一つや二つはでてきます。それは関心を持っているからこそだと思いながら、その都度どぶ板をはがすようにしながらこの一年努力してきました。昨年のこの頃は前の見えない不安で多少滅入っていましたが、今は少しの自信を持って新しいか企画に燃えています。

 今年の目標は防災に目を向けた自治会を作ることです。もし今日急に地震や津波が起こったら、この自治会はまったく機能もせずにパニックになることでしょう。どの家に誰がいてどんな状態か、また災害が起こったとき誰がどのような役割を果たすのかまったく手が付けられていないのです。私の残された一年の任期はこの整備にかけてみたいと思っています。29日に開かれる総会でこの点を提案しようと思っています。新しい組長さんからはまた重い荷物をとブーイングが出そうなのですが、是非その必要性を訴えてみたいと思っています。何にもしなかったら波風も立ちませんし、非難もありません。でもそれでは安心と安全を守れないのです。

  「もし地震 起これば区長 どうするの 亀じゃないから もしはあります」

  「えらいです 偉さが違う 気苦労に 悩み続けて 一年終わる」

  「今年こそ やらねばならぬ 仕事する 何と言われよ 風に流して」

  「やり過ぎて 成果出したら 再任を 言われそうです 少し控え目」

 

 

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