○ご存知でしたか
3月3日は上巳、5月5日は端午、7月7日は七夕と、どの日も旧暦では季節の変わり目にあたります。中国から伝わった5節句に数えられるこの日は、古くから厄払いなどをして大切にした由緒ある日だそうですが、今は左程のこともなく今年の3月3日がそうであったように通り過ぎて行きます。月と日が同じでいわばゾロ目の日なので、3時33分など時間を組み合わせて意義ある日にしようと企てる人もいるようです。
ところが驚いた事にこの日が何と毎年同じ曜日であるということを知っている人は少ないと思うのです。「本当かな?」とカレンダーや手帳を繰って見るとあらまあ、不思議や不思議本当にこの日は同じ曜日なのです。ちなみに今年の場合は3月3日、5月5日、7月7日全てが金曜日なのです。
「ちょっと待って、閏年の日はどうなるの」なんて質問が出そうですがご安心下さい。閏年でもちゃんと同じになるのです。
一月1日から換算すると3月3日は62日目、5月5日は125日目、7月7日は188日目です。この数字はみんな1週間の数字である7で割ると余りが6になります。だから必ず同じ曜日になるという計算が成り立つ
のです。それが閏年であっても全ての日が2月末日より後の日だから同じ曜日と決まるのです。
まあこの話は信じ難い話でしょうから是非自分の目と計算で確かめてから人には話をしないと、説明ができなくて恥をかくことになりますのでよくよく気をつけてください。
こんな単純な話ではなくもっと面白い数字の魔術を教えましょう。これは私と永六輔さんがNHKのBSで「夕日を見ない子どもたちへのメッセージ」と題したテレビ番組に出た時のことでした。双海町のシーサイド公園の海岸で福本夏芽さんと魚見真理さんに永六輔さんがある数字を思ってください。その数字に1を+してください。その数字に2を×て下さい。そしてその数字に4を+してください。その数字を2で÷てください。そしてその数字から最初思った数字-してください。はいその答えは3ですとズバリ当てたのです。二人の女性は永六輔さんの知恵に感心しました。永さんはその後食事をしながらわたしにそっとこの方程式を教えてくれたのです。でも偉いでしょう。私だってもう6年も前の数字と数式を覚えているのですから・・・・。
この計算式は最初に思った数字をXとして方程式を作れば直ぐに分る仕組みになっています。若い女性は「えーっ、何故」ってな事になって、その人の知的能力の凄さにひれ伏すのです。私もやってみましたが答えは必ず3になりますから一度お試し下さい。
数学は仕組みさえ分れば簡単で、むしろ国語の方が難しいと言います。でも国語的な私としてはやはり数学は難しいですね。
「知らぬ知恵 教わり使うと 人たまげ 利口な人だと 感心鼻高」
「3・3と 5・57・7 皆同じ 曜日になるとは 誰が見つけた」
「あのですね 知識と知恵は違います 知っているだけ それは知識だ」
「あんたブス 言われ腹たて 謝った 世辞でも本当 言うんじゃないよ」