○男と女の区別がつかない
芸能界にカバちゃんや三輪明宏、美川憲一などの男が女のような格好をして登場し始めてから、世の中は「この人女?、それとも男?」と首をひねる時があります。今は性転換手術などが可能となったし、結婚すれば男性の姓を名乗ることが普通だと思っていたことだって夫婦別姓が認められ、その傾向は益々顕著になってきました。
普通男性と女性は骨格の違いから見ただけで「ああの人は男」と見分けが付くものですが、最近の若い男性が労働やスポーツで鍛えることもなしに社会に出てくるものですから、「えっあんた男?」といえるような色の白い男性に出会うのです。しかもその男性諸君がイヤリングやお化粧をしていると、もうこれは男性の女性化としか言いようがないのです。
昨日も男性と女性の見分け方について話に花が咲きました。ある人が「そりゃあ簡単ですよ。上の出ているのが女性、下が出ているのが男性さ」と会場を笑いの渦に巻き込みました。するとある男性が「でも女性だからってペチャパイの人だっているし・・・・」と、会場の特定の女性にみんなの目がそれとはなしに集中し益々エスカレート、「これってセクハラじゃない」と同席女性の一言で会場に衝撃が走り、先ほどまでの議論が何だったのかと思わせるようにすっかり白けてしまいました。
神様はこの世の中に男性と女性を作りました。しかし世の中には自分が男性であること、女性であることにコンプレックスを持ったり満足せず、異性への憧れを抱いている人が少なからずいるのです。まあそれはそれとして人間の自由ですからとがめるつもりもありませんが、男女の区別と言う人間の基本的な部分の混乱は同性愛などに発展し、永遠の課題として人間のある限り続くものと思われます。
最近発見したことなのですが、そういえば女性は赤味を帯びた口紅を塗っています。口紅は書いて字の如く紅赤なのですが、口紅ならぬ黒紅もあるので一概には言えません。しかし女性が赤い口紅を塗ることには奥深い訳があるのです。子どもの頃修学旅行でお猿さんで有名な別府の高崎山へ行きました。その時雌猿のお尻が赤いのを見ました。雌猿は発情するとこの赤いお尻を更に赤くして雄を呼び寄せ交尾すると言うのです。「雌は性的に興奮すると性器が大きく膨らんで充血して赤くなり、顔もほんのり赤くなります」なんてことを私たち小学生に飼育係の人は詳しく話してはくれませんでした。でも実は人間の女性もちゃんと雄にサインを送る方法を持ち合わせているのです。その場所は唇で、性的に興奮すると女性の唇は赤味を増して膨れるののだそうです。女性は興奮すると女性ホルモンの代表格であるエストロゲンが働き出します。エストロゲンは発情ホルモンで性欲を起す主要な働きをします。
町中で、口紅をまるで唐辛子のように真赤に塗った超ド派手な女性を見かけることがありますが、これは猿の世界でいうと「私は発情してます。男性の皆さんいらっしゃい」と言ってるようなものです。はいこれは猿の世界の話です。
「色白の 瓜顔見れば 女性だと 思うは常識 それ非常識」
「口紅を 真赤に塗る人 ご用心 猿の世界じゃ 発情信号」
「そういえば いやちょい待って この人は はてはてどちら うーん分らぬ」
「この性に 生まれてよかった 思わねば 次に進めぬ 人の愚かさ」