shin-1さんの日記

○新友にして親友との深友としての付き合い

 昨日の夕方「ごっくん馬路村」で有名な高知県馬路村から木下さんがやって来ました。彼とは昨年12月に「地域の自立を考えるサロン」の打ち合わせを馬路村で開いた時、東谷専務が声を掛けていたので参加していた馬路村役場職員です。人なつっこい彼はたった一夜の出会いで私の新しい友人、つまり新友になったのです。そして今年の2月に開催されたサロンに東谷軍団の一員として来県しちゃっかり親友となり、人間牧場まで押しかけて来ました。そして昨日年度末のこのくそ忙しいのに休暇までとって三度やって来たのです。

 「忙しくて日程が詰まっているから来るな」というと、「いつが空いているのか」、「土日はいっぱい」というと「平日でも休んでいく」と、まあこんな具合に粘られうっやられて昨日の出会いとなりました。彼の本当の目的は馬路村をデザインしている人間を私に会わせたかったそうなのですが、出発直前になってそのデザイナーが風邪をひいてダウンしてしまい、結局は何の目的も果たせぬまま無目的な一人旅でやって来ました。

 せっかくやって来たのですから、飲み会でもと地域政策センターに声を掛けたところ、サロンで知り合った遠来の友を大切にする井石主任さんをはじめ全員が参加してくれました。木下さんも感激でしょうが私も僅か1時間前に声を掛けてもしっかりと対応してくれた研究員の皆さんに心から感激しました。

 「小雪舞う中4時間もかかって大変だったでしょう」と研究員が言うと、「いえいえ大したことではありません。僅か4時間で来るのですから」とはさすが高知のいごっそです。彼はユズですっかり有名になった馬路村を魚梁瀬杉で有名にしたいと思っています。ユズや農協にあらずんば馬路村民ではないという風潮の村で、平気でユズを否定する辺りが私の最も気に入っているところです。人と話をする時彼は必ずメモを取ります。「酒を飲んでいる時にメモをされると場がしらける」と注意をするのですが、彼は私の忠告など何処吹く風です。こんな彼を私は深友といわざるを得なくなってきました。

 昨日は何処かのホームセンターに立ち寄って、清掃道具を買い車にしのばせやって来ました。「明日の朝師匠と一緒にシーサイド公園の清掃をするのだ」と張り切っておりましたが、泊まる場所が松山だったためさすがにそのことは丁重にお断りをしました。

 彼はこの日馬路村温泉の若い林支配人から私宛の手紙を携えていました。彼から届く文面はこれで2度目ですが極太墨字の手紙には、先日出した夕日の絵葉書へのお礼と心情を吐露していて何か温かさを感じました。こうした若い人たちとの付き合いは進友的な想いを感じます。これこそ信友・真友・心友・伸友だと思います。

  「新友が いつの間にやら 親友に やがて深友 なるとの予感」

  「まるでハエ 追っても直ぐに やって来る 見上げた根性 そうでなくては」

  「彼を見て 若い自分を 思い出す 転げ傷して それでも前へ」

  「帳面に 几帳面づら メモを取る 今時珍し 阿呆な悪癖」 

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