shin-1さんの日記

 ○荒川選手の金メダル トリノオリンピックも終盤になって、メダルゼロの日本に朗報が飛び込んできました。フィギアスケート女子の荒川選手が何と金メダルの快挙を成し遂げたのです。フィギアスケートには安藤、村主、荒川の3選手がエントリーしていましたが、荒川が1位、村主も4位となりました。荒川選手は伊藤みどり選手が銀メダルを取って以来、しかもアジアでは初の金メダルだそうで、日本中が彼女の華麗な演技に酔いしれました。特に足を柔軟に上げたりまるでサーカスのような背中を逆に反らせて滑る妙技は、彼女しか出来ない素晴らしいものでした。 表彰台に立つ彼女の姿は晴れやかで、金メダルを胸にかけ国歌「君が代」を口ずさむ荒川選手を見て、思わず涙が出てきたのは私一人ではないと思います。 彼女の演技には安藤選手や村主選手にはない大人のオーラを感じました。村主選手は日本人、安藤選手は現代っ子のような雰囲気を感じさせますが、荒川選手は国際人や大人って雰囲気で、二人に比べ大柄なためかスケールが一際大きく感じました。 ところでオリンピックの金メダルが銀製であることを知っている人は少ないのではないでしょうか。これは金の値段が銀の約100倍という台所事情で経費節約のために銀に金メッキを施してもかまわないということがオリンピック憲章で定められているのだそうです。しかもそのメッキには金が6グラム以上使われることになっているというから驚きです。しかし金や銀の値打ちよりも金を取ったプロセスやその成果を思うと、メダルの質なんて関係ない話でしょう。 ふと思ったのですが、メダルが3個もあるのに、そして表彰台に3人も上がるのに、さらに国旗は3本揚がるのに、国家を演奏してもらえるのは金メダルの国家だけなのですから、すごい価値があると思います。 村主選手の悔しそうな顔も、さばさばした安藤選手の顔も本王に素敵でした。お疲れ様といってあげたいです。そして荒川選手に感動を有難うと言ってあげたい気持ちです。 各国のメディアはそろって荒川選手の快挙をたたえ、彼女の演技の素晴らしさが、最後に滑った選手へのプレッシャーになったのではないかと報じていました。  「氷上であれだけ滑る演技にはただ驚ろきて言葉さえ出ず」  「君が代と日の丸ダブリ感激す俺もやっぱり日本人です」  「勝ち組と負け組みそれぞれ涙するそんな姿に私も涙」  「四年間長い道のりたどり着く今日は終わりの新たな始まり」

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