○一秒一分1時間一日
電卓を叩くと実に面白いものです。たかが1万円弱のお金で買った使い古しのソーラー型電卓ですが、もう20年以上も使っているというのに壊れもせず、外の光はおろか蛍光灯の光にも反応して、何の電源も持たずせっせと働いてくれるのです。新しい年が始まって今日で一週間が経ちました。今は7日の7時ですから2006年は8760時間の内の151時間も消化したことになります。543600秒・9060分・151時間と電卓は正確に時の流れを数値化してくれるのですが、その間私はおおむね一日5時間寝るとして30時間寝て、毎食事を3時間とすれば18時間食事をしてきました。結果的には103時間を時にはパソコンに向かい、時には人と出会ったり、雑事に追われて暮らしてきたのです。
私は大まかな生活の目安としてここ数年間、シーサイド公園の清掃を毎朝3時間やろうと心に決めて早起きに心がけました。また2000年からは、朝1時間余りは決まってパソコンの前に座って思いつくまま日記風のエッセイを書いてきました。特にこの4ヶ月間はブログと出会い書き綴ってきました。これも数値化すると4ヶ月で120時間以上の成果となりました。時は金なりといいますが、私にとって刻み続ける今日一日の24時間、1440分の使い方は自分の人生を決める、いわば一秒一分の積み重ねが一日であると、電卓は私にメッセージを送ってくれるのです。
私は凡人ですから賢人のような日々は残念ながら暮らせません。ゆえに毎日「あーしもた。こんなことするんじゃあなかった」といつも後から後悔します。「今度は絶対失敗しないぞ」と思って望んでも、また同じような失敗を繰り返してしまうことだってあります。でもその日のうちに反省し、その日のうちに自分に言い聞かせ、出来るだけその日のうちに対策を講じると、失敗の数が段々減って行きます。その結果塵も積もれば山となって成果が上がります。
居間の日めぐりも6枚が破られ、7の数字が顔を出しました。明日からまた新しい一週間が始まるのです。
「一生は一分一秒の積み重ね一日大事おろそかせずに」
「時は金金は失せても返せるが時はもどらぬ肝に銘じろ」
「過ぎし今近づく今と今はある今の連続俺の人生」
「昨日悔い明日を憂える人がいるそんな暇ありゃ今を楽しく」