shin-1さんの日記

○今年も地域教育実践交流集会を11月に開きます

 私はこれまで社会教育と深い関わりを持って生きてきました。若い頃には青年団に入団し社会教育主事さんや先輩の指導を受けながら8年間でしたが、愛媛県青年団連合会の会長や四国四県の会長など殆どの人に味わえない活動を体験しました。自らの意志で飛び込んだ13年間の社会教育はプロとして存分の働きをさせてもらいました。また愛媛県公連では主事会の会長として6年間全国を舞台に活躍しました。その後まちづくりの世界に20年間いたので社会教育の現場を離れていたように見えますが、県公連専門委員としてほんの少しだけ関わりながら社会教育の現場へ講演に行くなどしていましたので、実際には離れていなかったのです。最後は教育長として教育を総括させてもらいました。また21世紀えひめニューフロンティアグループというボランティアグループを立ち上げ無人島に挑む少年のつどいなどを主宰してそれなりに社会教育を推進してきたのです。

 自慢ではありませんが、そんじょそこらの公民館主事や社会教育主事には負けないくらいの気概を今も持っているのです。かつて私と同じように社会教育でまちづくりを志していた多くの仲間は、リタイアしたりリタイアの時期に差し掛かっていますが、その人たちは社会教育の現場から去ると、何故かあれほど熱く燃えていたのにまるで知らんふりを決め込んで、声をかけても一切応じないのです。

 多分彼らは飯のネタだからやったのだろうと思われても仕方がないような手合いで、そんな人に出会う度に歯ぎしりするような思いになるのです。「まあ仕方がないか、過ぎたことだから」と諦め、「自分は違うぞ」と自分に言い聞かせながら社会教育的生き方をしているのです。

 そんな社会教育大好き人間が集まって、昨年11月「地域教育実践交流集会」を開催しました。前述のような期待と不安の入り混じる複雑な活動でしたが、160人もの仲間が手弁当で集まり、手づくりの活動を見事成功させました。その裏には多くの秘話もありましたが、その盛り上がりを続けようとの一致した意見に後押しされて、今年度の第1回実行委員会が昨日愛媛大学で開かれました。

若松進一ブログ
若松進一ブログ

 志を同じくする人の集まりは気持ちがいいもので、何のわだかまりもなく、何の損得もなく淡々と会議は進み、11月14日と15日の二日間の開催が決まりました。(内心はこの日愛南町でトレッキング空海があって、案内を受けているのですが大勢なので仕方がないようです)

 昨日は恒例によって近くの居酒屋で懇親交流を深める予定でしたが、私はどうしても外せない所用があってお暇してしまいました。私のような年齢になると考えと行動が中々一致しないものです。昨年も実行委員会の世話役でありながら、全国大会の実行委員長をしていたこともあって、手助けができなかった反省をしており、今年は貢献したいと思っています。

 社会教育も一方では重要といわれながら、市町村合併によってズタズタに引き裂かれた感がありますし、財政難を理由に社会教育に金をかけない風潮が蔓延し始めています。金が無くてもできる社会教育は私が実践済みですが、もう少し知恵を出す社会教育をみんなで考えてみたいものです。

 

  「あれほどに 燃えて理想の 火を掲げ 誓いし人も 燃え尽き寂し」

  「教育は 地域づくりの 基本なり 私だけでも 死ぬまで尽くす」

  「志 同じ人ゆえ 通じ合う 実に楽しい 次も楽しみ」

  「人は皆 自分本位で 動くもの かくいう私 自分本位で」

  

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shin-1さんの日記

○1千円と1万2千円の他愛のない話

 「あんたの車ETCつけてるの?」「定額給付金貰った?」という会話を巷でよく聞くようになりました。それだけ世知辛い世の中になったのかも知れません。民主党が高速道路の料金をタダにするという提案をした時、誰もが「そんな馬鹿な」と殆どの人が相手にしませんでした。その財源はどうするのだろうと疑い、民主党もいよいよ国民のご機嫌取りの政治団体になり下がったかと思ったものです。このことがきっかけではなかったのですが、民主党主小沢さんの株が急上昇し、麻生首相の人気をはるかにしのぐほど上昇、いよいよ政権交代かと期待されました。しかし小沢さんの自民党時代の暗い部分は秘書逮捕によって吹き出し、最近は涙の訴え会見をしてまで政権奪還に執着し、五十歩百歩の感をぬぐえないのです。

 その間隙を縫って自民党や政府は「どこまで言っても1000円」をキャッチフレーズに、高速道路の通行料値下げをテストケースとか景気回復と称して断行しました。バカ騒ぎが好きな私たち国民は早速悪乗りして、土日ともなると用もない群衆が高速道路をわがもの顔で走り、このままだと今年の連休は大渋滞を招くのではないかと危惧しているようです。

  私は天の邪鬼とでもいうのでしょうか、高速道路が値下げになってからまだ一度もその恩恵にあずかっていません。先日仲間と旅に出た世界遺産を巡る旅も中型のマイクロバスだったためアウトだったからです。妻は「せっかくETCをつけているのだからどこかへ行こう」と言っていますが、「無意味な走行は環境にも悪い」とCO2を理由にまだ出かける予定はないのです。

 先日伊予市役所から「定額給付金申請書在中」という封書が届きました。「ああこれが世の中を二分するような話題の手紙か」と思い封を切り中を開けてみました。わが家には家にいるのは私たち夫婦と親父だけですが、長男息子家族と次男も伊予市民です。ですから7人分の名簿と給付金額が記されていました。親父と長男の息子、つまり孫は2万円です。後の私たちは1万2千円です。私は今年の10月に満65歳を迎えますが、「お父さん残念じゃねえ、後少し早く生まれていたら2万円だったのに」と妻に言われましたが、金持ちの私(笑い)はどっちでもいいことなのです。

 それにしても「定額給付金なんて馬鹿げた自民党のばらまき」だと批判していた人たちも、何故かいざ貰うようになると一気にボルテージが下がり、定額給付金を寄付したなんて話は殆ど聞かれず、悪乗りするように1万2千円セールなどというアイディアで庶民の消費を喚起するような悪乗りも多くなってきました。確かに世の中が不景気になったと実感します。コンビニもスーパーも値下げして薄利多売を狙っているようです。悪評を叩かれた定額給付金ですが、ここにきて皮肉にも庶民から評価され始めたのか麻生総理の支持率が少しだけ上がってきたようです。

 それにしても政府にはよく金があるなあと思います。埋蔵金とか言われていますが、どこも火の車だというのに景気回復には何兆円という沢山のお金が湯水のごとく投入されているのです。凡人の私には分からない政府の台所です。

 まあ100円で好きな所へ行け、1万2千円の定額給付金を国民みんなが使えば消費は確実にするのですから、野暮なことは言わず私たちもしっかりと賢い消費をしたいものです。

 昨日定額給付金の申請書に所定の項目を記入押印し、本人である証拠として免許証と銀行通帳の写しを同封して発送しました。免許証と銀行通帳という命の次に大切な個人情報をいとも簡単に封筒に入れる不安が少しばかり頭をよぎりました。市役所を信用して送るのですが、もしや詐欺では?と思う私も随分振り込み詐欺などの情報に敏感になっているようでした。

  「千円や 一万二千の 文字並ぶ ささやかながら 心動いて」

  「あれやこれ 言いつつ金に 弱いなあ 小理屈いいつ 最後手を出す」

  「巷では 定額給付に 花が咲く 年金暮らしに ボーナス加算」

  「惜しかった 半年早く 生まれたら 孫と同じの 給付いただく」

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