shin-1さんの日記

○休日を孫と楽しむ

 昨日の夕方わが家へ泊まりにやって来た孫朋樹と昨晩約束した人間牧場へのピクニックを今朝から始めました。まず朝起きると身支度を整え、妻の作ってくれた握り飯弁当と飲み物を田舎のオープンカーに積んで、いざ出発です。ピクニックといっても真冬の寒空ですから、室内で遊ぶ事を考え、近くへ薪を拾いに行って薪ストーブに火を入れました。年末年始の北西の季節風の影響でしょうか、そこら辺を少し歩いただけで種火に使う杉葉は沢山集まり、小枝もあっという間にキャリー一杯になり、薪をくべると雑作もなく火は燃え盛り、その中へ銀紙で包んだサツマイモを2個放り込みました。

 先日遣り残した農作業が残っていたので、朋樹に火の番をさせてまず腐葉土作りの囲いの中へ大洲市田処の亀本さんが持ってきてくれた豚糞を5袋振り撒きました。亀本さんの話によると豚糞には発酵を促す働きがあるらしく、こうすることで落ち葉の発酵を早くするのだそうですが、是非手づくりの腐葉土で今年のサツマイモの苗をたてたいものです。

 続いてブルーベリーの苗木5本に竹の支柱を立てました。これも3日前の日没時間切れのためやり残した仕事なのです。幸いその後は雨だけで風邪が吹かなかったため傷みもなく、この分だと活着しそうです。

 一人になった朋樹は心細くなったのか水平線の家から大きな声で「焼き芋が焼けた」と呼ぶのです。ストーブのそばに帰ってみると、朋樹がいうように銀紙で包んだストーブに放り込んでおいたサツマイモは程よく焼けていました。軍手をして少し焦げた部分の皮をむいで二人でフーフーしながら食べました。私も朋樹も大満足です。

 やがて小腹も太って、今度は網にかかったキツツキを脚立を掛けて取り外す作業にかかりました。キツツキの爪は鋭くまるで漁師さんが立て網に掛ったイセエビを外すのと同じように丁寧に外して行きました。朋樹にとっては死んでいるとはいいながらキツツキを見るのは初めてとあって興味深々です。朋樹のピクニックの目的はこのことにあったようで、前もって妻から発泡スチロールの蓋つき魚箱を持参していて、私が投げ落としたキツツキを恐々箱の中に入れました。朋樹はこれをみんなに見せて驚かせるのだと張り切っていました。

 朋樹と二人で水平線の家の板間に掃除をしてワックスをかける作業をしました。邪魔をする朋樹のお陰で、刷毛で塗る作業は半分しか出来ませんでしたが、やがて昼の音楽サイレンが鳴り、二人で待ちに待った昼食です。梅干し入りおにぎりが6個弁当箱に入れられていましたが、朋樹は三つもペロリと平らげてしまいました。

 やがて2時過ぎになったので身支度を整えカギを掛けて人間牧場を後にしました。帰る途中私の妹が経営するくじらという店により、朋樹の作戦はまんまと図に当りみんなが驚く様子を見てしてやったりの心境で有頂天になっていました。


 家に帰ってからキツツキのお墓を作ろうと朋樹がダンボール紙片に「キツツキのおはか」と書いた物を持って、畑の隅に穴を掘り埋めて祈りを捧げました。朋樹にとってこの作業は初めての体験だったようです。

 その後漁協女性部の皆さんに差し上げるため家庭菜園の大根を朋樹と二人で30本引き抜いて一輪車に積み、外の水道で水洗いをしてシーサイド公園まで持って行きました。漁協女性部の皆さんは三連休の最後の日とあって、猫の手も借りたいような忙しさでしたが、みんな喜んでくれました。

 帰り際、何とか字が読めるようになった朋樹は「いちご園開演中」の看板を目ざとく見つけ、「いちご狩りに行こう」という話になりました。家を通り越して翠小学校近くまで行き、穏やかな日差しの中でいちご狩りを楽しみました。既に午後なのに何組ものお客さんがいちご狩りを楽しんでいましたが、朋樹も私も沢山食べてもう満足でした。孫と朋樹とおじいちゃん進一のデコボココンビはとても楽しい一日を過ごすことができました。孫朋樹に感謝です。夕方私のパソコン修理のためやって来たお父さんたちと楽しい夕食を終え、無事わが家へと帰って行きました。めでたしめでたしです。

  「笑う度 私の顔も 大笑い 孫はいいもの 私に元気」

  「焼き芋の 黒炭つけた 顔笑う ストーブの前 二人仲良く」

  「大丈夫 腹を心配 するほどに いちご頬張る 孫の食欲」

  「たまに来る 孫は私の 栄養剤 次はいつ来る 早くも予約」


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shin-1さんの日記

○犬小屋作り
 昨日は夕方妻が5歳になる孫朋樹を連れて帰りました。孫にとっても幼稚園が3連休、加えて娘と子ども尚樹が風邪気味なので二日間面倒を見ることになりました。正月以来そんなに日数も経っていないのにもう何日も会っていないような気がするのはおじいちゃんやおばあちゃんになりきっているせいでしょうか。
 孫はどうやら正月に大阪で買ってもらった電池仕掛けで動く犬を忘れて帰ったのが気になるようで、わが家へ来るなり「くろちゃんは何処」と探すのです。私が手渡すとまるで生き物のように「元気だった」と言葉を掛けて電動のスイッチを入れて動かしていました。
 「ねえおじいちゃん、この犬の犬小屋を作ろう」といきなり言うものですから、「じゃおばあちゃんに紙の箱とセロテープとガムテープ、それにカッターやハサミを貰っといで」と伝え、私は昨日から始まった大相撲のテレビ中継を見ていました。2場所連続出場停止処分を受けて休場していた朝青龍の相撲がどうしても見たかったのです。でも孫朋樹は犬小屋の方が気がかりで、盛んに私に犬小屋づくりに熱中するよう勧め、テレビと私の間に入り込もうとするのです。見かねた妻が「おじいちゃんは相撲が好きだから、相撲を見せてあげて」と注意し不機嫌ながら納得しつつ、自分でハサミを使って小道具を作っていました。昨日の横綱は休場の心配など何処吹く風で、琴承菊を豪快な上手投げで一蹴したし、横綱白鵬も負けじとばかり出島をこれまた豪快な上手投げで倒しました。胸のすくような二人の活躍に安心し、早速犬小屋作りです。


 妻が保管していた菓子箱をカッターで切り分け、屋根や柱を作り、その部品をガムテープで張り合わせて行くのです。孫はもっぱら犬が主人公のビデオテープに夢中になって、中々身が入りませんでしたが、約1時間の作業で何とか犬小屋が完成しました。孫はサンタクロースが入る煙突や、魔女の宅急便よろしく郵便受け箱を身振り手振りで要求し、それも小物として作り張り合わせて完成しました。「今日はこの犬小屋を布団の横に置いて一緒に寝る」と満足気味でした。小さな孫にとって生きものへの興味は尽きることがありません。本当は子犬の一匹も飼ってやりたいのでしょうがマンション住まいではどうにもなりません。孫もそのことが分かっていてチュワワ?という犬の模型がどうしても欲しいと頼み込んで買ってもらったようです。犬の模型はまるで本物そっくりでスイッチを入れると歩くし泣くことも出来るのです。孫はこの白い犬に「くろちゃん」と名前をつけています。真っ黒な目が印象的だったのでしょうか、早速習いたてのひらがなで犬の名前を書き表札まで貼り付けました。
 昨晩は私と一緒に風呂に入り、私と妻の間にまるで湯たんぽのように潜り込んで寝ました。孫の体温は温かく至福の一晩でした。私は孫と寝る時はせがまれるままに創作話しをよくしてやります。孫は拍手をしてくれるのですが、この日ばかりは犬小屋が気になるらしく、夢の世界でも犬と一緒に寝ているような穏やかな眠りでした。今は朝の6時です。居間の寝床から孫の声が聞こえてきました。朝寝坊な孫がもう犬と戯れています。余程嬉しかったのでしょう。
 最近の子どもは何かにつけお金で買い与えるおもちゃ類が多いようですが、紙箱やガムテープでもこんな遊び道具が出来るのです。夢を育くんでやることもおじいちゃんやおばあちゃんの務めかも知れませんね。いいプレゼントが出来たように思いました。
  犬小屋を 二人で作る 楽しいね 枕元置き 夢の世界へ」
  「不器用と 思う私に 凄いねと 感心するは 孫一人かも」
  「湯たんぽの ような孫抱き 眠る夜 潜る私と 飛び出る孫と」
  「不思議だね 孫なら飽きぬ いつまでも 子供の時は こうはいかぬに」

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