人間牧場

投稿者: | 2012年11月22日

〇逞しい双海の子どもを育てたい

 私は教育長在任中、役職がら子ども教室の実行委員長に就任していましたが、退職後も町が合併したドサクサもあって、引き続きずっとその役目を担っているのです。実行委員長の職はボランティアなのでそんなに重いものではありませんが、それでも子どもたちを預かるのですから、何かあったら多少なりとも責任を負わねばならないと、安全第一を心がけていますが、幸い大きな事故もなく今日を迎えているのです。
 通算10年も委員長をしているのに、実行委員会では一回も懇親交流をしたことがないため、昨日の夜会費千円の反省会を地域事務所野浦の和室を借って開催しました。全ての段取りが良かったのか、殆んどの実行委員さんに参加してもらい、オードブル料理や湯豆腐鍋ををつつきながら、少しアルコールの力を借りて少し議論を深めました。やはり飲食の力は絶大で、日ごろ話さない人の話を聞いただけでも、効果は大いにあったようです。

 私が社会教育の現場でいつも口にするのは、マンネリと伝統、活動と運動の違いです。長年やっていると前例踏襲・前年踏襲型になってしまう恐れがあります。常にこの事業は何のためにするのかということを反芻し、基本コンセプトをしっかりしておかなければ、とんでもない方向へ向かってしまうのです。「双海の子どもたちの健やかな成長を願う」という当たり前のことを常に意識しておかなければなりません。
(これから出張のため、この続きは夕方書きます)
 今年は天候不順で底引き網体験航海も、イノシシの被害でサツマイモの収穫もできず、消化不良になっています。自然相手なので、これも仕方のないことですが、「天に向かってブツブツ言うな、雨の日には雨の日の仕事がある」は私の名言(迷言)ですが、そのことを考えればもう少し智恵を出さなければならなかったようです。マンネリを伝統に変えるには一ひねりも二ひねりも必要であることを痛感しました。

 さて私たちは子ども教室で、様々なプログラムを年間通して実施していますが、これは日常活動なのです。活動を運動に高めていく、つまり「子どもたちの健やかな成長を願う」という地域ぐるみの運動に発展させるためには、これまた仕掛けが必要です。かつて私が教育長時代「ふたみの子育て10の約束」というのを作りました。これはまさに運動であり、もう一度反芻して利用しようと思い、赤石主事さんに頼んでカラーコピーし実行委員の皆さんに配り、あいさつの中でこの約束を地域運動にするよう努力して欲しいと頼みました。また讃岐幸治先生からいただいた二宮金次郎の銅像を見せ、何年か前に訪ねた佐賀県多久市の孔子にまつわる話もさせてもらいました。「多久の雀は論語を語る」という言葉があるように、多久の子どもたちが論語を空でスラスラいえる姿を見て、感心したものでした。人間教育を唱える双海町の子ども教室には、このことが欠落していているような気がしてならないのです。来年度はそのことにも重きを置いて、運動に発展させたいと思っています。

  「豆腐鍋 互いにつつき 話し合う 夜なべ談義の 夜はふけ行く」

  「今年は 天候不順 鳥獣に かき回されて 目的達せず」

  「多久雀 論語を語る 姿見て そろそろ人間 教育せねば」

  「活動と 運動違う そのことを 分からなければ 進化望めず」