人間牧場

○逆手塾(その5・出会った人々)

 今回の逆手塾では、和田芳治会長・和子さんご夫妻、宮崎文隆事務局長・貞江さんご夫妻、三良坂夢まつり一座の中田正敏さん、作木の安藤周治さん、世羅の田中一裕さんなど逆手塾のメンバーに加え、三和の坂田尚也さん、因島の今井和美さんなど広島組の懐かしい人々に出会いました。また熊本大学の徳野貞雄さんや、香川の山本文子さん、かがり火の菅原欣一さん、京都の吉田好宏さんなどとも旧交を温めることができました。そして熊本のコッコファーム松岡義博さんや岡山の銘建工業の中島浩一郎さん、広島のNPO法人わくわく元気舎奥田祐子さんなど、新しい出会いも随分あり、私の大脳・小脳・感性を多いに刺激してくれました。

 参加者の皆さんから貰って持ち帰った資料の数々を整理しながら見る度に、それぞれの人がそれぞれの場所で元気に頑張っている姿に、深い感動を覚えるのです。
 帰り際二人の人から貴重な資料をいただきました。銘建の中島浩一郎さんとコッコファームの松岡義博さんです。中島さんからいただいた「MEIKEN]という立派な本は128ページにも及ぶもので、集成材の出来るまでや集成材を使った建物の数々がカラー写真で紹介され、とても綺麗な本でした。帰宅後設計をしている息子にお土産として手渡しましたが、息子は既にこの本の存在を知っていて、手持ちのようでしたが、息子の書斎の本棚に並べておきました。

 コッコファームの松岡義博さんは「松岡義博の人生訓」という一枚のパンフレットです。本は買いそびれましたが、座右の銘「厳しき道、されど我が道、愛の道」というタイトルで、①バランスのとれた5つの健康(体・心・金・家族・奉仕)、②参謀を作り諮問機関での意見を大切に、③誰と出会えるかによって人生観が変わる、④話せば分かる人間関係、⑤過疎こそ宝だ、クレームこそ宝だ、⑥お客様のニーズに応えるな、⑦出入り口の表示も考え方次第、⑧グラスのビールは3分の1にしておこう、⑨人生100倍のホラを吹け、⑩多数決で物事を決めるなどの十訓が書かれていました。末尾には「今からでも遅くない人生設計(これからどう生きていきたいのか)明確に!と発奮を促していました。

 私は追々この人たちにハガキを書いています。私から便りが届く等と思っていなかった人の、驚きを作るのも仕事であり、この作業でやっと逆手塾の参加プログラムが終るのです。既に私の元へはメールで沢山の近況が寄せられていますが、とりあえずメールは返信し、私のブログ記事もこれで終わりにしたいと思っています。写真の挿入が間に合わず、文章だけの報告に終っていますが、2~3日内にはその作業も終えたいと思っています。
 追伸
 逆手塾事務局長の宮崎さんから、「抱きしめて笑湖ハイヅカ」という338ページにも及ぶ分厚い本とCDをいただきました。インクの匂いのする本をめくると、宮崎さんの汗の臭いが伝わってきました。「記録しないものは記憶されない」という、民俗学者宮本常一の言葉が蘇ってきました。私は密かにこの本が逆手塾30周年の集大成だと思いました。宮崎さんの汗に感謝と敬意を表します。
 追伸
 私も控え目に夕日徒然草・水の書・火の書・風の書をそれぞれ10冊ずつ持参し、合計30冊を図書コーナーに置かせてもらいました。宮崎さんの奥さんが店番をしていましたが、嬉しいことに完売でした。夕日徒然草を買った人からサインを求められ、マジックで「人でも仕事でも愛する所に集まってくる」「夢はドリームではなくターゲットである」「人は逢えば逢うほど逢いたくなる」という三つの言葉を書きました。今回の貴重な売り上げ金は、自転車操業宜しく、間もなく発刊する夕日徒然草・空の書の印刷代に回そうと思っています。

  「古き友 新しき友 加わりて 人の温もり 新たなページ」

  「『サインして』 いきなり頼まれ 殴り書き この歳なりて 顔を赤らめ」

  「それぞれの 人がそれぞれ それぞれの 人生語る 俺もそれぞれ」

  「記録する 故に記憶に 残るから 言い聞かせつつ 記憶を辿る」  

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