人間牧場

 

〇柿とスモモの剪定

 家の裏庭というべきか裏山というべきか分かりませんが、わが家の裏は急峻な地形が家のすぐ傍まで迫っています。台風や大雨で記憶しているだけでも2度も甚大な被害に遭っていますが、それでもこの地を離れることが出来ないため、様々な工夫を凝らして暮らしています。その工夫の一つは防護壁で、30年も前役場の補助を受けて頑丈なコンクリートの擁壁を造りました。景観上は少し気に入りませんが、それでも背に腹は変えられず我慢をしています。もう一つの工夫は斜面に根締めのためにつつじや柿、スモモなどの木を植えて土砂崩壊の危険から守っているのです。つつじは毎年五月の連休過ぎに美しい花を咲かせてくれるし、柿もスモモもそれなりに実をつけて食欲を満たし、一石二鳥といったところですが、残念ながら急峻な地形がゆえに剪定が一苦労なのです。

 これらの木々は余り枝葉を茂らせると陰になったり根元を風で揺するので、極力強剪定をして低く作り込んでいるのです。これまでその剪定作業はもっぱら親父の仕事でしたが、足がおぼつかなくなった親父に変わって今年から、私が挑戦してみようと思いました。つつじは既に親父の手によって昨年の晩夏に剪定が終わっているので、柿とスモモの剪定を見よう見真似でやりました。強剪定を基本に去年切らずに延び放題になっていた枝を、落ちないよう注意を払い、木に登ったりしながらノコと鋏で切り取りました。柿の木5本、スモモ2本を順次剪定しましたが、柿の木は枝が折れ易く「柿木から落ちたら直りにくい」という言い伝えがあるし、スモモはトゲがいっぱいあって難儀をしましたが、2時間ほどですっかり綺麗に剪定ができました。

 

 

 

 剪定した枝はまとめて家庭菜園の横に設えている焼却場へ運びました。その量はかなりありましたがこうしておけば、親父が暇を見つけ小切りをして焼却処分してくれるのです。昨日は曇っていましたが風もなく穏やかな日和だったため、作業は少し汗ばむほどでした。気温が上がると裏山に置いている蜜蜂の巣箱の入り口では蜜蜂が飛び交っていました。3個置いている巣箱の2個は12月2日に採蜜して以来空き家になっていて、1箱だけが種蜂用として採蜜をしなかったのです。この4~5年の観察で、蜜蜂は気温10度を目安にしてそれより下がると活動せず、上がると飛び交うようです。
 剪定は危ないから気をつけてと注意をしてくれた妻が、「綺麗になったけれど切り過ぎて、今年はこの分だと実は期待できない」と落胆の言葉をかけられ選定作業は無事終りました。木は根を切り枝を切るとそこから新しい根や芽が出て若返るのです。特に落葉樹はどこから切っても芽を吹くので、春の芽吹きや夏の茂りが今から楽しみです。

  「剪定は 見よう見真似で やったため 柿もスモモも 実などつけない」

  「剪定を すれば木々たち 若返る あやかりたいが 髪と爪では」

  「気力ある だけど体力 落ちている 作業しながら しみじみ思う」

  「家のこと 殆んどせずに 生きてきた これから先は つとめてやろう」

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