shin-1さんの日記

〇事故か自殺か?

 昨日の朝、自宅の横のブルーベリー園で通称青大将と呼んでいる蛇が、網に絡まり死んでいるのを見つけました。このブルーベリーは、かつて役場で同僚だった友人の西岡栄一さんから譲ってもらった9個の鉢植えで、素人の私ながら毎年実を付け、孫たちが喜んで摘んだり食べたりしてくれているのです。ブルーベリーは目にいいと最近注目されている果物ですが、実がなると鳥目といいながら目敏い小鳥たちが沢山やって来て、少し油断すると横取りしてしまうのです。最近はこのブルーベリーを狙って、瑠璃色のカワセミの親子が住み着いて、いくら石を投げたり鳴り物で追い払っても、あざ笑うように家の屋根から急降下して持ち去るのです。業を煮やした親父がこの冬魚網を使って網を加工して大きな袋を作り、それをビニールパイプで作った囲いにスッポリ被せて閉まったのです。

  今年もブルーベリーの実る頃となりました。先日は6月の梅雨ながら2日ほど30度を越える真夏日になって、ブルーベリーも水が欲しいというような感じだったので、ホースでたっぷり水をやりました。このブルーべりーも少し根詰まり傾向にあるのか、水の通りが悪くなっていて、下手をすると水枯れ状態になってしまうのでしっかりと管理しなければならないようです。
 昨日の朝孫たちにせがまれてブルーベリーを摘んでいると、足元に何やら黒い蛇がいるのです。私は蛇が大嫌いで心臓がパクパクするほど驚きました。後ずさりをして少し遠目で観察してみると、この蛇は網に絡まって動けなくなり、既に死んでいるのです。蛇の世界では事故か自殺かもないのでしょうが、死因も分からずはたと困り、親父を呼んできて観察しました。妙案も浮かばず親父も気持ちが悪いのかついには太い断ちハサミを持ってきて、蛇の周辺をチョキチョキ切って、外してやりました。長い火バサミで死骸をつかみ、畑の隅の穴を掘って懇ろに弔ってやったのです。

 掘った穴の近くには、人間牧場の水平線の家の外壁を食い荒らす啄木鳥を霞み網で捕まえた時の死骸等を埋めて、孫と一緒に蒲鉾の板に戒名「啄木鳥のお墓」と書いたものを置いていましたが、それも風雨に晒されてなくなり自然に帰っているようでう。
 囲い網の裾にはハサミで切った穴が痛々しく残りましたが、仕方がないと諦めています。今朝もブルーベリーの畑へ実を摘みに行きましたがやはり穴は気になります。ブルーベリーの収穫が終る頃には網を取り外すので、補修をしたいと思っています。
 
いわしの大漁を海の底ではいわしの弔いだと詩で表現した金子みすゞではありませんが、蛇とて私たちと同じ動物です。事故か自殺を断定する必要もありませんが、いくら蛇が嫌いでも懇ろに弔ってやることも大事なような気がするのです。
 
降って湧いた蛇騒動もひとまず終ったようです。

  「この蛇は 事故か自殺か 分からねど 鋏で網切り 懇ろ弔う」

  「野鳥たち 鳥目のためか ブルーベリー 狙って飛来 有害与え」

  「孫たちが 好んで食べる ブルーベリー 今年も実り 収穫食べる」

  「目にいいと 言われる話 本当か? 半信半疑 喉元過ぎても」

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