shin-1さんの日記

○釜戸小屋の工事始まる

 5年計画で進めていた人間牧場整備工事も、1年目の水平線の家とウッドデッキ工事、2年目のロケーション風呂工事、3年目のツリーハウス工事、4年目の赤とんぼの家工事・要壁石積み工事と進み、いよいよ5年目の釜戸小屋の工事が大安の今日から始まりました。今回の工事費は約80万円の予定ですが、僅か1坪半程度の工事なのに坪単価が高く、設計を担当している息子から工事費を聞いた時は少々びっくりしました。でも息子も素人ではないし、本式の釜戸を築炉してもらう予定だし、まあ仕方がないと思ってオーナーである私はゴーサインを出したのです。

 昨日出張先の山口県へ息子から電話がかかり、「明日は大安で日がいいので形ばかりだが着工したい」というのです。息子は現代人なのに建築に携わっているためか古風で、特に今回は釜戸小屋を作るということで、荒神さんなどの信仰にのっとり大安吉日を選んだのです。

若松進一ブログ

 あさ7時前にわが家にやってきた息子とともにトラックに乗って人間牧場へ行きました。これまでツリーハウスを除いて人間牧場の建築工事に携わってきた橋本大工さんにお願いしていたので、橋本棟領さんは私たちが到着するより早く待ち合わせ場所である人間牧場へ既に到着していました。水平線の家の鍵を開け中に入って板間の上に設計図を広げて作戦会議が始まりました。そのうちコンクリート工事を担当する大栄建設の社長も見えられ、話がとんとん拍子に進んで行きました。私だけは専門的な話が分らないため加わることができませんでしたが、早速明日から土工事は始めることになったようです。

 梅雨末期の長雨と私のスケジュールが混んでいて人間牧場へはすっかりご無沙汰していましたが、このところの雨続きで雑草は伸び放題となって美観を損ねていました。一昨日四国地方は梅雨が明けたと発表されましたが、雨は昨日も強く降って、大阪や兵庫では大雨による被害も出ているようで心配をしています。でも明日は天気もよさそうだし、釜戸小屋の工事も始まったようなので、久しぶりに人間牧場へ出かけ草刈りでもしようかと思っているところです。

若松進一ブログ

 釜戸小屋が完成するとご飯を炊いたり加工品を作ったりする様々な食に関するプログラムが実施できますが、釜戸にとって薪割りという労働も伴うため、薪を割る用材の確保から始めなければならないのです。薪割りは主に冬の仕事ですが、少年時代に会見していることもあって今からワクワク・ドキドキしています。

 私にとって人間牧場の建設は、仕事が忙しくすっかり疎遠になっていた家族の絆をすっかり回復させてくれました。特に建築設計の仕事をしている息子は、この人間牧場の設計を一手に引き受けて、私の夢を形にする作業をしてくれています。長男でわが家の跡取りでもあるので、やがては長男の持ち物になるのでしょうが、今は牧場の整備という親子共通の目的があるため何かと話す機会も多く、いい親子の人間関係を保っているのです。

 後10年もすれば私にとって山の上に作った人間牧場は車に乗れなくなると遠くなるはずです。息子にバトンタッチするその日まで、しっかりとスキルをアップしていい人間牧場に仕上げたいと思っています。


  「五年目の 手並み拝見 釜戸小屋 金が要るため 妻は不満だ」

  「よくもまあ 五年の間 次々と 計画通り 事が運ぶな」

  「後十年 すれば全てを 次世代に 譲って私 隠居するかも」

  「大安を 選んで息子 古風だね そういう俺も 古風な男」 

[ この記事をシェアする ]