shin-1さんの日記

投稿者: | 2008年8月9日

○おもしろ教室みんなでキャンプ②

 昨日は珍しく朝から曇り時々小雨でした。県内のあちこちでは短い時間ながら、かなり激しい雨に見舞われた所もあったようですが、残念ながらお湿りにもならないじかじか雨で、雨を期待していた人たちをガッカリさせました。やはり夏の雨は昔から「馬の背を分ける」といわれる意味がよく分りました。

 キャンプ二日目の中心プログラムは、ふるさとの主峰の一つである秋葉山への登山ですが、天気の具合で決行をためらいましたが、夏の前ゆえそんなにずぶ濡れになるほどの雨は降るまいと予測し決行することにしました。水筒とタオルと帽子を持たせ午前8時半にマイクロバスで出発しました。

 この日のコースは犬寄から林道を通って秋葉山の中腹まで車で行くのですが、この林道がかなり荒れていて、普通だと通行できないほど夏草が生い茂っているのです。私はこの林道が開設された頃役場の職員として勤務していたので現地測量に駆り出され、予定地をポールと巻尺を持って踏査したことがあります。急峻な山肌を縫うように林道はつけられましたが、その後予算の都合で延伸がストップされどちらかというと放置されたままのじょうたいになって、残念ながら経済的に投資効果はなかったようです。特に難工事だった各所は山をむき出しにするほどので度々その手法が乱開発や環境破壊として新聞投書のネタになったこともありました。

 教育委員会の面々は今度のプログラムを計画するに当って、マイクロバスの乗り入れを考えましたが、残念ながら行く手を草が阻んでいるため、何と4キロもの道の草刈りを一日がかりで敢行したのです。夏のことゆえ草刈機で4キロの道沿いの草を刈るなんて無謀とも思える作業なのですが、3人の若いスタッフは敢えてこの事に挑戦し、見事に成し遂げました。その道をマイクロバスに乗ってノロノロ走りましたが、感激の極みでした。

 心配された雨は上がり、秋葉山の麓まで到着しました。昨晩遅くまでおきていた子どもたちは完全に寝不足で、あのガタガタ道の道中にもかかわらず子どもたちの中にはスヤスヤトお休みタイムに講じて、可笑しいやら呆れるやらでした。やがて車は秋葉山登山道入口まで到着です。

 そこから杉や檜の森を通って頂上を目指しました。森の中はひんやりとして汗もかかず気持ちがいいほどで

した。子どもたちに山椒など生えている草木の話しをしてやりながらの散策登山です。

 そんなに険しいこともなく、苦しいこともなく頂上に到達しました。秋葉山の頂上には山の会が設置した看板があるのみで、視界が木々に遮られてまったく見えませんでした。そこからさらに少し下った所に石造りの祠が奉っていました。山岳信仰の証でしょうが、昔の人の祈りの深さに驚きながらみんなで手を合わせてお祈りをしました。

 祠の辺りは断崖絶壁で、雨上がりのためか何処の風景も目の覚めるようなパノラマで、西には双海町下灘運動公園や長浜の工業地帯が手に取るように見えました。また南に転じれば翠小学校を中心とした双海町翠校下が、手に取るように美しく見えました。みんなで「ヤッホー」と大声で叫び、こだまする声の余韻を楽しみました。



 元来た道を引き返し、途中東峰のスイカ屋さんに立ち寄り美味しい旬のスイカを食べさせてもらいました。さすが県下屈指の山スイカです。その美味しいことは言葉では言い表せないくらいでした。この辺りでは昔から国道沿いに個々人がスイカの店を出しています。これまでは掘っ立て小屋のようでしたが、最近は店をきちんと構えた農家が多く、何台もの車が止まってスイカを買い求めていました。どの店も顔馴染みで、一軒のみに入ると他の店に恨まれそうで気が引けるし、もし入っても負けてくれるので入りづらいところがあります。

 一行はおきよの池を見学しました。大洲藩主の命を受け乳母として退任を果たしたおきよさんは、ふるさとの水難儀を救うためこの池を造ってもらうよう城主に願い出たという美談が残っていて、この池のお陰で田畑が潤っているのです。


 通りかかった顔見知りの武田さんが車の荷台にいっぱい積んだスイカの中から気前よく6個も美味しそうなスイカを6個もくれました。子どもたちはあっけにとられて大喜びで丸かかえして車に乗り込みましたが、途中2個も割ってしまいました。

 翠小学校へ帰った頃には夏の厳しい暑さが戻り、子どもたちは、タライうどんに舌鼓を打ち、テントを撤収し二日間の楽しいキャンプを締めくくりました。今年のキャンプも昨年にはない新鮮なメニューが盛り込まれ、いい思い出をリュックいっぱいに詰め込んでそれぞれ帰って行きました。

  「汗の後 スイカの味の 美味しさに 思わず笑みが こぼれてはじけ」

  「この夏も 子どもと過ごす 二日間 童心帰り 元気いただく」

  「気前よく スイカを六個 置いて去る 懐かし人の 有難きかな」

  「四キロも よくぞ刈たる 道の草 子どものために 骨身惜しまず」 

 

 

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