shin-1さんの日記

投稿者: | 2008年7月22日

○熊本県天草からのお客さん

 2007年1月15日に熊本県天草市経済同友会から講演の依頼があって車で出かけました。その日の前日娘が、切迫流産のの危険があるとかで緊急入院してしまい、孫の面倒を見なければならなくなったため、妻と二人で予定していた天草行きに急遽孫を連れて行く事になりました。孫は長い道中でしたが楽しかったことが忘れられず、一泊したホテル海心館の優しいもてなしや、講演のあったホテルアレグリア天草近くの水族館でのアザラシ、イルカなどとの出会いが忘れられず、未だに何かにつけて天草の話しをするのです。

 その後天草経済同友会の中川会長さんとのご縁も深まって、2007年6月25日に天草のご一行がわが町へ視察に来られ旧交を温めました。その同じ月には熊本県あさぎり町へ講演に行くなど様々な熊本との交流が進んだのは、多分松山と熊本を結ぶ天草エアラインの就航によるものだと、人や地域との交流にとってアクセスは大事だと痛感したものでした。

 あれから1年が経った先週7月16日、再び天草から視察団がやって来ました。今度は自治会の皆さんでしたが、中川会長さんから直接電話があったものですから、少し変わったプログラムを組んでお迎えしました。

 まず役場会議室で私の講義を1時間程度行いました。自治会のメンバーなので地域の自立について突っ込んだ話をしました。その後わが家と翠小学校、シーサイドでの昼食を挟んで人間牧場の案内です。これは中川会長さんの希望でもあったので、中型バスの乗り入れはギリギリなので気を揉みましたが、どうにか行くことが出来ました。

 まず翠小学校ですが、運良く校長先生がいらっしゃってご案内をいただきました。一行は窓を吹き抜ける爽やかな海風を感じながら今時の学校では珍しい和室で校長先生の話を聞きました。この学校が現役木造校舎では県下で一番古いこと、エコ改修の指定を受けて調査研究をしていること、この学校が地域のコミュニティづくりに果たしている役割、ホタルとのかかわりなど特色ある学校づくりについての説明に納得した様子でした。

 最近の学校は危険という名の元に門を閉ざし、心を閉ざしている学校が多いようですが、この学校は門こそ閉じていてもいつもオープンスタンスで迎えてくれます。子どもたちも先生たちもお客さんを意識せず常に自然体で迎えてくれるのです。人数的には児童数31名と小規模校ながら、やっていることや目指していることは大規模なのです。学校とは木が交わって学ぶとはよくいったものです。木はそれぞれ癖を持っていますが、木の癖組みこそが人間力を育むのだと思いました。

 人間牧場では主に限界集落のことや、住民自治、それに人間力とは何かを感じ取ってもらおうと思いました。時代が進歩する中でややもすると後退しようとしているのが今の地方の現状です。合併によって行政サービスが低下したと意識する住民、学校統合や限界集落などで将来への不安を感じている住民、住民自治といいながら高齢化と過疎の狭間で自治などやりようがないと宿命を感じ取っている住民、様々な問題が横たわっていて、これは日本全国を揺るがしているのです。

 一生懸命生きる、それでも駄目だったら潔く諦める、そんな生き方をしている私にとって、視察に来られる人に幾ら「頑張って下さい」といったって、それはもう自助努力の域を超えているのですから、「私はこんなに楽しい生き方をしています」と見せること以外ないのです。たった一度の人生だからみんな楽しく生きて行きましょう。

  「天草の 人と再び 面会す 私の生き方 素敵でしょうが」

  「漢字では 木が交わって 学ぶ書く 学校ではない 学校増えた」

  「空青く 海も深蒼 澄み切って 真夏の双海 客をもてなす」

  「俺に逢う 人が沢山 やって来る だから気張って 素敵生き方」

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