shin-1さんの日記

投稿者: | 2007年5月16日

○本当の意味が分らない

 私たちは日々の暮らしの中で何気なく使いっている言葉が沢山あります。特に英語の苦手な私にとって、英語なのか和製英語なのか分らないカタカナ語は本当に困ってしまいます。「それは何?」と聞けばいいものを、分からないのに分ったような顔をしていなければならないのもつらいことです。私はその都度資料の端にメモをして帰り、イミダスやカタカナ語辞典などで意味を調べるようにしていますが、こうもあり過ぎると間に合わずお手上げといった感じです。

 その昔、まちづくりの現場でアメニティやコミュニティといった言葉が流行したことがありました。今なら誰もが知っているこの言葉も最初は戸惑い、使う度に説明を付けて喋っていました。私にとって役場35年間の後半部分は議会議員さんとのやり取りや議会対策が必要な職責だったため、随分と物議をかもしたことを今でも忘れることが出来ません。議員さんは知らなくても知ったかぶりで横文字やカタカ語を平気で喋ります。その方が格好いいし、知的に見えたり勉強しているように見えるからかもしれませんが、とにかくカタカナ語をよく使いました。こちらも負けずと答弁書には横文字をふんだんに取り入れ、議員さんの質問を煙に巻くのです。

 アメニティは飴を食べてお茶を飲むからアメニティと冗談交じりに言った言葉を本気にしてみんなの前で大笑いした滑稽な話ならまだ許されるのですが、シンポジウムについては新聞にまで載るほどの混乱ぶりでした。

 ある年の3月議会だったと記憶しています。町長がシンポジウムに要する予算の提案理由を説明しました。ところがある議員が「町長質問」と手を挙げました。議長に促されて質問に立ったある議員さんは「ただ今町長の説明されたインポジウムの予算について質問いたします」と大真面目で質問したのです。議会全体から思わず大きな笑い声が聞こえました。その笑い声を聞いたその議員は「私がインポジウムの予算について説明を求めているのに笑うとはけしからん」と怒り始めたのです。笑いを止めた町長は「A議員にお答えいたします。シンポジウムは町を起こすためにするのですが、インポジウムでは町が起きません」と名言中の名言を答弁しました。A議員の横にいたB議員がA議員に「おいシンポとインポは意味が違う」と諭され、自分のいった事に気付いたA議員は議長の許しを得て発言のお訂正を求めたという笑うに笑えない話です。このように一字違いで前々意味の違う言葉は沢山あります。

 最近テレビショッピングやカタログ販売が普及して、コールセンターがあちらこちらに出来ています。先日ある村おこしで有名な村にコールセンターオープンしました。その開所式である議員があいさつに立ち知ったかぶりで横文字を並べて喋ったのです。議員さんはコールセンターに若い女性を沢山雇えた雇用促進を強調したかったのでしょうが、コールセンターに勤務する女性のことをコールガールと盛んに何度も喋ったのです。ご存知のようにコールガールとは電話で呼び出される売春婦のことで、決して好ましい言葉ではないはずなのですが、何人かの出席した女性からブーイングが起きたのです。

 知らない言葉は喋らない。聞いて分らなかった問い返す。決して恥でないこんな気持ちで日々を暮らしたいものです。

  何時の間に 知ったかぶりの カタカナ語 そういう私も 意味は分からず」

  「横文字を いえば頭が いいような 錯覚誤解 日本語使え」

  「教えてる 人に学生 質問す カタカナ言葉 理解できない」

  「テンションを 高めて話せ 妻が言う 何処で覚えた あんたは偉い」

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