shin-1さんの日記

投稿者: | 2007年3月21日

○ただ今双海の菜の花満開です

 暖冬から一転真冬並みの寒気が南下して数週間が経ちました。冬支度から春支度に変えようとしていた矢先の寒波に誰もが首をすぼめて「寒い寒い」と二言目には言うのです。朝のあいさつも「今朝は寒いですね」と枕詞を付け加えていました。春を待つ気持ちは誰も同じで、春の訪れのバロメーターといわれる桜の開花予想も、最初松山では3月17日と発表になりましたが、情報の入力ミスで25日に訂正、3回目には24日と一日早まり異常気象を反映した慌てぶりが目に付くようです。そりゃあそうでしょう、桜にって一儲けしようと企む人にとっては一大事なのですから、気がきではないはずです。ぼんぼりの取り付け、弁当の手配など思い浮かぶ桜の下の花見の準備がもう水面下では日本全国で行われているのです。

 私の町の春はまず水仙が運んでくれます。しかし初春水仙花祭りという名前が示すとおり、水仙はどちらかというと冬の花なので、春はやはり菜の花でしょう。急峻な地形なのでその菜の花も「一面黄色い菜の花のお花畑」とはゆきません。JR予讃線のドハ沿いにしがみつくように咲くのが双海の菜の花なのです。

 それでも海の青と黄色い菜の花、それにマッチ箱のようなたった一両の気動車があれば、もうローカル性豊かな景観が出来上がるのです。冬枯れの何にもない季節に黄色い花の色はどれ程道行く人の心を和ませてくれるか分りません。思わず車を止めて立ち止まったり、深呼吸をしたくなるのです。もう初鳴きから随分日数が経っているのでウグイスも鳴き方が上手くなって谷渡りまで披露してくれています。

 2日目の日曜日、孫と一緒に菜の花畑を見に行きました。孫にとっては菜の花畑などどっちでもよく、菜の花畑の近くにある私の妹が経営する「くじら」というお店の「たこ焼き」と「ソフトクリーム」が目当てなのです。それでも孫は美味しいものを買ってもらいたくて「菜の花が綺麗」と褒めながら、私の手を引っ張ってお店の方へ誘導してゆきました。お店は3坪ほどの小さな海産物のお店ですが、菜の花が咲く頃になると沢山の観光客が訪れ、狭い店内は入りきれないような盛況でした。妹も勤めていた農協を辞めて商売をし始めて8年近くになりますが、心配したような経営不振でもなく、今ではなじみのお客さんもできて第一の山は登りきったようで一安心です。

 このところ寒かったため孫は室内で過ごすことが多くなり、少し太った感じがするようになったので機会あるたびに戸外に連れ出して遊びや運動をさせています。娘がお産の都合で入院したため家とわが家と幼稚園を往復する忙しい日々の孫にとって、母親の実家は居心地が良いのかすっかり馴れて私とのコンビネーションもバッチリです。

 この日は菜の花畑からシーサイド公園、そして山の上へ化石堀に出かけました。恐竜に夢中の孫にとって化石は宝物で、小さなスコップと鍬を持って裏山で化石を掘りました。化石など出る訳はないのですが、恐竜のどこかに見える石さえ見つければ4歳の孫にはもう立派な宝物なのです。我が家へ帰って新聞紙を広げ虫眼鏡で観察するのも楽しみの一つのようです。ささやかなこんな熱中も幼児期の心の成長には欠かせないようです。その汚い石をナイロンの袋に入れて眠るのですから、孫にとっては石もお宝なのでしょう。

  「菜の花の 向こうに見える 店先に たこ焼きソフト 手を引き誘導」

  「化石掘る 出てきた石に テプラノドン 勝手に名前 付けて袋へ」

  「虫眼鏡 見ては空想 膨らます 白亜恐竜 生きた世界」

  「冬篭り したから少し 超えました 運動させて 少しスリムに」 


 

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