shin-1さんの日記

投稿者: | 2006年8月23日

○忘れ去られたテレフォンカード

 世の中の流行り廃りを象徴するものにテレフォンカードがあります。あれ程流行った便利なカードでしたが残念ながら携帯電話の普及であっという間に利用価値がなくなり、今は殆ど使われることもなく財布の隅や引き出しに寂しく残っているのです。テレホンカードの専用会社まで作って普及を図ってきたNTTとしては、次世代電話として普及した携帯電話に取って代わられプラスマイナスでは事なきを得たようですが、カード時代にこんな逆転現象が起こるなんて誰が予測したでしょう。

 携帯電話を持った時、その電話料の高さに根を上げて携帯電話は受信専門で、発信は残ったテレフォンカードを使おうと心に決めていたのですが、日が経てば料金よりも便利さが優先し今ではこの一年間だけでも殆どテレフォンカードを使わなくなりました。そういえば身の回りにあれほどあったテレカ専門の公衆電話はいつの間にか姿を消しつつあるようです。シーサイド公園のオープンは平成7年でしたが、公園の入口にNTTにお願いして公衆電話を設置してもらいましたが、最近その公衆電話も取り外されて跡形もなく撤去されました。僅か10年余りの間にこれ程変化したことも珍しいのではないかと思うのです。

 私はこれまでシーサイド公園やイベントに絡んでテレホンカードを10枚程度製作してきました。代理店契約をすれば比較的安く手に入るとあってNTTから千枚単位で買い求めたホワイトカードを印刷屋へ持ち込んで印刷し、一枚五百円のテレかを八百円で販売するテレカ商売は結構売れ行き好調で、オープンした特産品センターでは結構大きな収入源となっていたのです。

 私が手掛けたテレカの殆どは夕日をあしらっていました。夕日夕焼けフォトコンテストの最優秀賞に輝いた作品の版権を、賞金と引き換えに取得し、テレカや名刺、それに絵葉書やポスターとしてやりたい放題夕日のPRに利用したのです。絵葉書やテレカは商品化しても新聞で紹介するものですからよく売れました。テレカ発行がニュースや記事になるなんて今では考えられない不思議な時代でした。

 このカードは最もよく売れた二枚セットのカードブックです。このカードブックに様々な夕日テレカをセットにして発売しましたが、こちらが驚くほどよく売れました。

 私の息子(三男)はテレカを集めるのが趣味で沢山のテレカを収集していました。ですから各地へ旅行した時はテレカを土産に買って帰ったものです。テレカの収集ブックには100枚を越す様々なテレカが残っていますが、処分する気にもならずそのまま箪笥にしまわれています。いずれ時を越えればお宝か歴史の生き証人として日の目を見るかも知れませんが、まあ青春の思い出として大切に保存しておきたいと思っています。 

 私の手元には使わなくなったテレフォンカードが10数枚残っていて使いたいと思うのですが、多分そんなに使うこともなくこのままで終わることでしょう。でも既にお金を払っているのですから勿体無い話ですね。

  「役目終え 机の隅に ひっそりと テレホンカード ただ懐かしく」

  「このテレカ 現金なれば 五百円 換金できず 今はただごみ」

  「穴開いて 通話記録の 傷の跡 誰にかけたか 思い出せもせず」

  「テレかさえ 夕日売り込む 武器にして したたか儲け 昔懐かし」  

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