shin-1さんの日記

投稿者: | 2006年8月9日

○孫の寝姿

 「おじいちゃん、僕はお家に帰りたい」。ニコニコ顔で迎えに応じた孫の朋樹君が急に涙顔になりました。夕方5時の出来事です。昨日は娘の夜勤の都合で私が会合の後車を走らせて松山の幼稚園までお出迎えに行きました。幼稚園は夏休みに入っていますが、娘のように働くお母さんたちのために夏休み中でも一部屋開設してもらっているのですが、さすがに午後五時頃になるとお迎えのためひとり減り二人減りで、部屋の外から見ると人数的に寂しさが漂って、お迎えを待つ子どもたちは首を長くして来園で入り口のドアが開く度に自然と目が向くのです。昨日も私が入口に到着すると私を見つけ、孫はさも嬉しそうに私に大きく手を振るのです。荷物を持って出てきた孫を車に乗せてシートベルトを締め、「今日はおじいちゃんのお家へ行くよ」と言っても、「お家お家」と中々言うことを聞かないのです。

 孫は飛行場が大好きです。カーナビに飛行場を映し出すと少し機嫌が直ったのですが、今度は飛行場へ飛行機を見に行きたいと駄々をこねるのです。土曜日になると午前中父親が飛行場へ毎週連れて行く習慣を聞いていたので、仕方なく5時過ぎのラッシュの中を飛行場へ車を走らせました。

 飛行場の一望できる飛行場公園は滑走路のすぐ西横にあって、飛行機の離発着が目の当たりに見えることから、格好の子ども見学スポットとなっています。折りしも飛行機が離着陸する時間帯だったので離陸3機、着陸1機、合計4機もの航空ショーを見ることができました。孫は飛行機マニアで、沢山の飛行機のおもちゃを持っているため飛行機に詳しく、「あの飛行機は727だとか、アシアナ航空だ」とか、私に微に入り細に入り説明してくれるのです。それにしてもこの爆音は素晴らしく腹の底まで染み込むようなド迫力なのです。孫が興奮するのも無理はないと納得しました。

 日暮れの道を夕日に向かって一路双海を目指す頃には上機嫌になって双海の海が見える高野川付近に帰ると「海は広いな大きいな」なんて歌を歌ってくれました。家に帰った頃は丁度夕凪の頃で、今年一番の暑さを記録したことをテレビで報じていた通り少し蒸し暑さを感じましたが、孫は「おじいちゃん単車で散歩しよう」と言うので、単車の前に孫を乗せて潮風ふれあい公園とシーサイド公園辺りまでゆるり束の間のツーリングを二人で楽しみました。

 今晩は私たち夫婦が孫のにわか子育てです。食事を取らせ、風呂に入れ、本を読んで寝かせるのですが、少々こだわりの孫は布団の寝る位置も枕も、スヌーピーのタオルケットも全てオーダーメイドなのです。「ここはお母さんの寝る場所」と帰りもしない母親の寝場所を横に確保して、私が寝ようものなら「おじいちゃんはあっち」と突き放されるのです。子どもにとって母親の存在はこうも重要でこうも愛情を求めるものなのか改めて感じ入りました。子育ての重要な時期に今の母親は働くため子預けをしなければなりません。勢い余って「せめている時くらいは」と甘やかせたり溺愛する子育てパターンにならぬよう常々言ってはいるのですが、さてどのように育つのか心配です。

 孫の寝姿は可愛いので、爆睡した頃を見計らって横に行って一緒に寝ます。子ども特有のにおいを感じながら添い寝をすると孫は無意識なのに私の首に手を回し、足を乗せて安心を確保してきます。やがて私も妻も眠ってしまうのですが、孫は二つ敷いた布団の上を縦横無尽にまるで宇宙遊泳のように動き回り、妻はその都度タオルケットを着せながら長い夜を過ごすのです。それにしても孫の動く範囲は相当なものです。私たち大人は寝た場所で朝を迎えるのに何とも不思議な光景です。多分動く広さだけ成長するのでしょう。成長の止まった私と比較してうなずけるのです。今朝はまた孫を松山まで送り届けます。「朋樹君お早う」「おじいちゃんお早う」。赤ちゃんパンツも取れてオネショをすることもなく元気な目覚めです。今日も暑いぞー。

  「寝姿を 見つつ寝息の 孫に寄る 思わず手足 われをつかみぬ」

  「飛行機が 飯より好きな 孫誘う 空港近くの 公園急ぐ」

  「カラスさん 飛行機来るから 危ないよ 優しい声で あっちあっちと」

  「泣きべそも 飛行機見れば いっぺんに 直って元気 現金なもの」

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