shin-1さんの日記

投稿者: | 2006年8月8日

○西土佐に暑い夏がやって来ました・奈路地区(20-9)

 夏になっても一向に観光客の姿が見えないなあとつい最近の西土佐界隈を見て思っていたのですが、こにきてさすが最後の清流四万十川の魅力でしょうか、まちの中を闊歩している様々な日本民族に出会いました。家族で歩いてさて何処へ行こうか思案している人、福岡ナンバーのキャンピングカーを停めて今晩の寝ぐらを確保しようとしている人、既にキャンプ地にテントや日除けを張って川遊びに出かけている人などなど、長閑な夏休みの昼下がりは住民以外の人に出会うことが多いのです。「どちらから」「はい福岡からです」「何日くらい?」「もう一週間もいます。そろそろ帰らないと会社をクビになりそうです(笑)」「ここはいいとこでしょう」「もう最高です。これで仕事がなかったら・・・・(笑)」なんて会話が何処までも何処までも広がる青い空に響いていました。四万十の夏はお盆をピークにいよいよ本番なのです。

 横をカヌーを積んだ観光協会の車が忙しげにカヌー館目指して通り過ぎて行きました。心配された夏の台風も四国には影響がなさそうでホッと安心した人も多いのではないかと思われます。一年の稼ぎを夏の間にしなければならないアウトドア関係の仕事に携わる人にとって夏の台風、特に客の集中する週末などは客対応から考えるとキャンセルなど相当の痛手でしょうから、ホッとする気持ちはよく分るのです。

 しかしアウトドア派の人口が増えたからといって手放しで喜べない事情もあるようです。前述の県外の人のように安上がりの旅を目論む人はキャンピングカーに食料品全てを積み込み、水とトイレをタダで使い、糞・小便・ゴミ・騒音という田舎には要らない物ばかりを置いて平気で帰って行くのです。これら都会の人のある意味での忘れ物を自治体や観光協会、それに地元が最終処分しなければならないのですから、文句の一つも言ってやりたいのです。「人が沢山来た」と手放しで喜んだ時代は終わりました。外から来た人を対象にイベントをして予算をつぎ込む時代でもありません。要はこれら田舎に憧れる人たちの懐からお金を出させるしくみを作ることなのです。民宿もいいでしょうし、特産品を売る道の駅もいいでしょう。しかし問題は夏と冬の落差を考えて投資しないと思わぬしっぺ返しを食らうことになるのです。私の友人が道の駅の計画を担当していますが、将来の予測がつきにくい時代だけに、そこら辺を考えると知恵の出しどころでしょう。コンサルの話を真に受ける人がコン人がサルでコンサルってことにならないとも限らないのです。

 昨日は役場に隣接する奈路という地区へお邪魔しました。役場のある地区は私の所属する自治会もそうですが、日本全国何処へ行っても参加人数は今一というのが通り相場なので、余り期待をせずに出掛けました。失礼な言い方ながら案の定でした。でも参加した人の意識は商業地域だけにさすがに高く、質問まで出る熱心さでした。参加者の中にはかつて私の町へ視察研修に来られて私の話を聞いた人や婦人会の管内研修で知り合った顔見知りの人も何人かいてすっかり打ち解けた話となりました。

 奈路の集会所は元お寺さんだった場所に建築したらしく、集会所の正面には祭壇のようなものがあって、脇には盆月らしく新盆を迎える準備が出来ていて信仰の深さを垣間見ることが出来ました。

 高知県には橋本県知事の発案で市町村へ職員を広域的に派遣する地域づくり支援員制度があって、高知県を出歩くとそこここでそんな人によく出会います。今度落選した長野県の田中知事と同じく落下傘知事としてアイデアを出しているようですが、昨晩もその任に当る方と出会いました。末端市町村行政へ中二階県行政が加わることは批判もありますが、私は大きな拍手を送りたいと思います。成果を求める議会側と知事部局の確執はいつの時代にもあることですから、じっくりあせらずやることです。昨晩のような地べたを這うような夜の集会にも積極的に参加する彼らこそ、高知県をワンランクアップに導く戦士なのです。

  「夏盛り 早くも日陰 長くなり 秋の気配に 季節感じる」

  「糞とゴミ 落として帰る 不届きに 金を落とせと 言ってやりたい」

  「俺の顔 話も全て 覚えてる 田舎おばちゃん 聞きに来てくれ」

  「聞く人も ないのに喋る 有線が 終わってやっと 話し始める」



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