shin-1さんの日記

投稿者: | 2006年3月30日

○この字何と読むのですか

 今日えひめ地域政策総合センターの清水さんから「この字何て読むの?」と電話が入りました。「魚偏の右側に上は目下が高なんですけど」とまるで分らぬ質問です。漢字博士としましてはこんなもの読めないようではと「エヘン。これはコウと呼びます。多分その字は三つの漢字からなっていてその次が寿、そして最後は庵でしょう。この3文字で『コウジュアン』と読むのです。エヘン」。清水さんは驚いた様子でした。それもそのはずこの漢字の出所はわが双海町から出た漢字なのですから・・・・・。

 この漢字を考え付いたのは川口寿雄さんです。彼はメダカの学校の校長先生として愛媛県では名の知れた人でしたが、残念な事に二年前に亡くなりました。彼と知り合ったのは偶然で、私たち21世紀えひめニューフロンティアグループが双海町東越地区の廃屋を利用して10年で40回のフロンティア塾を開いたことがきっかけでした。そのことを告げる新聞を頼りに私の基にやって来た川口さんは、一見の民家に魅せられて購入し、そこにメダカの学校を開いたのです。そして東大の井尻憲一先生や宇宙メダカと運命的な出会いが始まり、多くの人がメダカの学校に訪ねてくるようになりました。私もその片棒を担ぎ随分二人で色々なことをやりました。そのメダカの学校の名前が「コウジュアン」なのです。清水さんが電話で言うように「辞書で探してもない」はずで、この「コウ」という文字は造語なのです。ですからパソコンで書きたくても私の技術では書けないのです。この文字を見る度に元気だった頃の川口さんが思い出され悲しくなります。

 実はこの漢字を思いついた時、私に川口さんから色々相談を受けました。メダカの学校の名前を何にするか迷っていました。その頃私も夕日という造語を作っていましたので、これにヒントを得て彼は「コウ」と言う字を発案し相談にやって来ました。私がこれは名案だと褒めたものですから一発で決まりました。

 私の作った夕日という造語は旭という字の向こうを張ってその字もズバリ夕偏に日と書くタダそれだけ、つまり夕と日をくっつけただけのシンプルにして妙な漢字です。私はこの漢字を名刺に刷り込んだりして随分使いましたが、一向に社会に認知されたり普及しないところを見ると首を傾げなければならないのかも知れませんね。

 でもいいんです。天国へ一足先に行った川口さんが認めてくれ、私も川口さんの「コウ」を褒めたのですから、せめて二人の息が合っただけでもよしとしておきましょう。

 これに気をよくして色々な造語を作って悦にいった時代がありましたが、もう昔のことだし紹介すると笑われますので今回はこの辺で失礼します。

  「この字どう 読むのと聞かれ 読みました 誰も読めない 世界に一つ」

  「この漢字 俺が作った 造語です 夕偏日で 一文字夕日」

  「魚偏 すし屋のコップ 書いてます 読めるの半分 読めない半分」

  「亡くなりし 友の作った 漢字見て 感慨深げ メダカを思う」

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