shin-1さんの日記

投稿者: | 2006年3月27日

○部下との人間関係

 私の仲間もそれぞれいい歳になって、異動の度に役職が重くなり部下が増えていくようです。これまでは中間管理職として風見鶏のような生き方をすればそれなりに生きてこられました。部下が文句を言うと「俺もあの上司のことはあんたと同じで」と同調し、上から部下の至らなさを指摘されれば「私もそう思います」といつも同調で済んでいました。ところが約束が上になって中間を通じて部下を指導しなければならない立場になると、何時もいい顔をしていることもできず、ついつい愚痴の一つも言いたくなるのです。

 先日の内示で新しい任地に赴く管理職から部下との人間関係について意見を求められました。私は前町長さんと私の関係についてお話をしました。課長になったとき私と町長さんのの間には助役や収入役がいましたが、課長になれば任された事務分掌では町長さんと直接話ができ、直接指示や決済を受けるのですから、自分の部下に対しては私の責任で仕事をしなければなりません。私は町長さんとの暗黙の取り決めを①町を愛する、②町のためにする、③町をよい方向に導くという3つと決めていました。時には私の意見が通らない時もあったり、難題を与えられたりもしましたが、結果的にはそのことが二人の人間関係を強固なものにし、様々な仕事をやらせてもらい大きな成果を勝ち取ることができました。その二人の人間関係を見て部下は私という人間の値踏みをし、私という人間についてきてくれたのだと思うのです。

 そうした上との関係が上手く行くと部下との人間関係も以外と上手く行くものです。私は部下に対して①金は出す、②口は出さない、③責任は取るの3点に極力心がけてきました。世の上司が①金は出さない、②口は出す、③責任はお前が取れ型が多いのを見るに付け、部下を信じることの大切さを思うのです。

 部下を怒鳴り散らして服従させる方法は中々上手く行きません。服従や命令だけで人が動くと思ったら大間違いで、そのうち反乱が起こったり、時には自分を迂回して上へ自分の欠点を上申されたりするものです。「人を褒めて使う」のも上司の大切な仕事です。むやみやたらと褒めるのは見え透いたお世辞にしか見えませんが、山本五十六の言葉のように「言って聞かせてさせてみて褒めてやらねば人は動かじ」だと思います。民間企業はその点シビアで成績や能力に応じて地位や報酬が与えられますが、公務員の場合はそんなことは難しいので特にその人の成果をしっかりと褒めることを心がけねばなりません。

 地位や報酬といった外発的な効果に加え、認めるといった内発的な効果は上下の深い人間関係を作って行きます。

 ピグマリオン効果という言葉があります。深い意味は分りませんがギリシャ神話が語源らしく、褒める事によって様々な所に効果が現れるということらしいのです。結局はどんな職場も結局のところ人間関係によって成り立つのですから、よりよい人間関係を持っている人が、よりよい仕事の大きな成果を手に入れれることができるのです。「私はいい部下に恵まれた」と思える上司になれるように努力してください」と激励し彼は私の元を去って行きました。

  「若いごろ 上になりたい 思ったが 今は下見て ため息交じり」

  「功名が 辻見てわかる 上と下 何時の時代も 何ら変わらず」

  「責任を 逃げたら後で 追いかけて 来るからしゃんと 辞める覚悟で」

  「辞めた後 気になる部下の 異動先 大きく育てと エール送りつ」

  

 

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shin-1さんの日記」への1件のフィードバック

  1. bakonen666

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    はじめまして。
    山本五十六の「五十六」って、生まれたときの父親の年齢から、「五十六」と名付けられたのご存知でした?
    五十六のときの子だったんですね。
    彼の格言、「やってみせ 言って聞かせて させてみて ほめてやらねば 人は動かじ」は有名で、僕も好きな言葉です。

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