shin-1さんの日記

投稿者: | 2006年3月26日

○押し寿司とコンニャクの天ぷら

 今日は早朝5時に起きて広島県経由で島根県益田市へ出かけました。一年中日本全国を木になるカバンを持って旅をしている私ですが、今日訪れた益田市は交通手段からすると遠い方の地域なのです。公共交通機関だと松山から特急しおかぜに乗って岡山経由で特急やぐもに接続、日本海に出て西を目指します。一方新幹線だと高速船で広島宇品まで行き新山口経由で津和野方面から益田を目指します。いずれも途方もなく遠いので、普通私は広島宇品まで高速船で出て広島バスセンターから高速バスに乗り中国地方の山を越えて益田に入ります。

 今日は主催者のご好意で宇品までわざわざ3時間もかかるのに出迎えのタクシーを回してくれました。松山観光港を7時出発、宇品には8時10分到着、港に着くと「若松様」と書かれた名札を持って気のよさそうな運転手さんが出迎えてくれました。あいさつもそこそこに出発したまではよかったのですが、折からの小雨や私と運転手さんの会話が弾み過ぎたのか、高速道路山陽道の下り線に入ってしまいました。後の祭りとはこのことを言うのでしょうか、結局は宮島口まで西進し引き返して中国自動車道に乗り変えました。この時間のロスが尾を引いて会場へ付いたのは講演5分前というまるで綱渡りのような雰囲気でした。

 真砂公民館は前にも雪の日、別の会場へ行く途中に地元の方の熱心なお誘いを受けて立ち寄ったことがありました。その時手持ちの竹とんぼを珍しそうに見ていた人が、器用にも見よう見まねで作られ、会場を飾ってくれていました。今日の会合は婦人会と公民館が主催なので小さい地域ながら50人以上の方が集まってそれは賑やかな会場の雰囲気で、最初から最後まで私の話に爆笑の渦でした。11時から始めた講演も昼食をとることもなく延々12時40分まで話してしまいました。

 昼食は真砂地区自慢のてづくり押し寿司とコンニャク及び豆腐、山菜の天ぷらでしたが、シンプルながらこれが実に美味しく、お代わりをしてしまいました。全国を訪ねる私としてはその土地の特徴ある食べ物をいただくのですが、今日の押し寿司もコンニャクの天ぷらも始めての経験でした。帰りには押し寿司までお土産に頂きました。

 広島と島根の県境にはまだ残雪が残り、今年の厳しかった寒さを思い出させてくれました。私たちの住む四国では高知県で桜の満開宣言が出されているというのに、木々の芽吹きはまだ少し先のようでした。それでも桜は花の蕾も膨らんで桜祭りの準備でしょうかぼんぼりやちょうちんが飾られてその時を待っていました。帰りは公民館の寺戸さんの500万円以上するという外車に乗せてもらい来た道をカーナビの案内で宇品まで運んでもらい、信頼するはずのタクシーより正確に港へ到着し、4時30分発の高速船に乗って瀬戸内海を渡り無事帰って来ました。

 過疎や47パーセントを越える高齢化率、それに学校統合もささやかれる小さな田舎町真砂の温かい人情と細やかなもてなしに心洗われる気持ちでした。「あんな地域に住んでみたい」そう思いながら真砂を後にしました。真砂の皆さんまた会いましょう。グッバイシーユーアゲイン。

  「四国では 桜満開 島根では 峠に残雪 日本も広い」

  「朝早く 目指す益田は 遠からじ 復路日帰り 三月の旅」

  「間違って 高速走り 遅くなり やっとの思い 着いて直ぐション」

  「押し寿司に コンニャク天ぷら もてなされ 話し肴に お茶を濁して」 

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