shin-1さんの日記

○分厚い時刻表

 日本各地を年中旅する私にとって、交通新聞社が毎月発行している分厚い時刻表はなくてはならない重要な旅の友だちです。しかしたかが400円程度ですが毎月購入することも適わず、未だに2004年12月版の古い時刻表を使っています。そんな古い時刻表で大丈夫かと言われそうですが、正確な時刻はインターネットで調べるので、どの路線を経由して目的地に行くのか旅の組み立てには重宝なのです。時刻表を見ていつも思うのですが、日本中の隅から隅まで陸地と海と空をこんなにも多くの列車や船や飛行機が行き交い、人々の足を確保しているのです。しかも大した事故もなく毎日繰り返して正確に運行されているのですから感心するほかありません。

 巻頭に出てくる全国の駅と路線地図は、合併して地名がグチャグチャになった道路地図と違い、ある意味で普遍的な駅名が載っており、ページをめくると降り立った駅や訪ねた土地の思い出が蘇ってくるのです。

 双海町の下灘駅が3回、串の鉄橋が1回青春18キップのキャンペーンポスターに取り上げられ、巻末グラビアに載った一冊は大切に保管していますが、夕焼けトロッコ列車や菜の花トロッコ列車の運行記事も時刻表で取り上げられ、全国からファンが訪れたのもつい昨日のことのようです。

 時刻表は時刻数字の羅列で虫眼鏡で見ないと判読つかないような細かい文字が並んでいるだけのごく単調なものなのですが、これが結構奥深くまるで火曜サスペンスの世界でもあるかのように、様々な旅のルートが見えてきます。新幹線のような早い列車もあれば鈍行列車のような遅い列車もあるし、じょうずに組み合わせると目的地もさることながら道中がまた楽しいのです。

 山梨県甲府市へ行くのに東京から行かず逆ルートで入ると感じ方がまた違います。これまではより早く目的地に到着して目的を済ませ、より早く家や職場に帰れるか考えたものですが、今はどうすればゆっくり楽しむことが出来るか考えるようになりました。

 時刻表は私の旅が終わることなく、「まだまだ旅の途中です」よと訴えているようです。私の妻はトワイライトエクスプレスに乗るのが夢だそうです。大阪から日本海沿いを北上し札幌までの約1500キロの旅は、新幹線では味わえない夢と楽しさがあるはずだと言うのです。昨年は退職記念でカナダの旅でしたが、今年は早くそれを計画し実現したいと思っています。P943には料金表が、P283には大阪発12時の列車時刻がP586まで続いており、終着駅札幌に9時07分に到着とあります。4月14日に北海道の招きで講演が予定されており、時刻表を見ながら夢が広がりました。

  「夢誘う捲るページの時刻表あの街訪ねあれも見たいと」

  「乗り継げば特急料金半額にその分高めの駅弁口に」

  「同じ線乗り換えすれば何故余分食って掛かるが車掌私じゃ」

  「分厚くてこれ程安い書籍なし何が基準か分からぬ本代」

 

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