〇夕暮れの道
今日の昼過ぎ、予約もなくいきなり「人間牧場へどうしても行きたい東京からわが家を訪ねて来た客人がいました。「予定があるので」と断りましたが、「そこを何とか」と詰め寄られ、仕方なく人間牧場へ案内しました。
1時間ほどの短い時間でしたが、大いに感動し今度はしっかり準備をして再訪したと言って、今夜泊まる予定の松山へレンタカーで帰られました。ところがところがです。夕方電話が架かってきて、「人間牧場へカバンを忘れた」というのです。
(夕暮れ時の人間牧場と、人間牧場までの山道)
明日は朝の便の飛行機で東京へ帰る予定だそうで、「人間牧場へ忘れてカバンの中に飛行機のチケットもある」とのこと、参拝四拝で「人間牧場へ取りに行って欲しい」と頼まれました。仕方なく夕暮れ時の薄暗くなった山道を走り、カバンを持ち帰りました。
家に到着すると、宿泊先の松山からわが家へ引き返したその人は、首を長くして煙会所で待っていました。どこで買ってきたのかお礼にとメロンを一個いただきました。その人のプライドもあるので、名前は伏せておきますが、こんな来客もいるのです。
恐らく今頃は道後のホテルに着いて、温泉にでも入ってまるで笑い話のような私との出会いを思い出し、苦笑いをしていることでしょう。何はともあれ珍客珍騒動で、多少疲れました。