〇「寒~い」一日
今日は少し遠い愛媛県の東予方面からお客さんが来るというので、私設公民館「煙会所」の囲炉裏に火を起こし、部屋を暖かくして待ちました。予約時間は午前10時でした。ところが途中車がエンストしたらしく、到着したのはお昼前の11時50分でした。
その間何処へも行けず何もできず、私は囲炉裏の火に炭を追加し続けました。やって来たのは40過ぎの比較的若いご夫婦です。中学2年の子どもが学校へ行けない、いわゆる登校拒否らしく、どうしたらいいか相談した人が私の日頃お世話になっている人で、その人から「相談に乗ってあげて欲しい」と言われ、首をかしげながらも断ることも出来ず、自分の無能を顧みず、行きがかり上引き受けてしまったのです。
私は4人の子どもを育ててきました。私は仲間とともに20年間無人島に挑む少年のつどいなどをやって登校拒否や非行に走った子どもたと活動を共にしてききました。私は今も地域教育実践交流ネットワークえひめの代表として、青少年に関わる様々な活動をしています。そんなこんなですが、話を聞きながら、「少し話暖かくなったら学校へ行けない子どもさんを連れて、人間牧場へ来ませんか」と話しました。
自分たちの悩みを聞いてもらって少し安堵したのか、「春休みになったら是非」と言って、3時間ほどのお話を終えて帰られました。私の元へやって来る人の中にはこうした人も何人かいるのです。話を聞いてあげて勇気づけることくらいしかできませんが、悩み多い世の中です。
「相談に 乗って欲しいと 頼まれて 嫌とも言えず 非力な私」
「おお寒い 今年一番 冷え込んで 囲炉裏火を入れ 待ち人来たらず」
「人は皆 あれやこれやと 悩んでる 回り回って 私に相談」
「凡人の 私に助言 求められ 今度は子ども 連れておいでと」