人間牧場

〇四国最南端足摺岬を訪ねる(その2)
 土佐の高知は坂本龍馬や 吉田茂など10指に余る歴史上の人物がいますが、私は思うところあって、少年の頃からジョン万次郎に心を寄せてきました。小学校5年生の時出会った1冊の本「ジョン万次郎漂流記」は忘れられない思い出ですが、その年私の誕生日に担任の武智先生が新聞にくるんだこの本をプレゼントしてくれました。

 以後この本は、現在人間牧場の傍にある大きなヤマモモの木の根元にある空洞に置き、畑仕事に行く度にハーモニカととも使ったり読んだりしていましたが、人間牧場を造った時思い出して掘り返すと、土に埋もれ背表紙だけになった本と錆びたハーモニカが出てきてビックリしました。

 そんなこんなで年輪塾でジョン万次郎を人物に取り上げてからは、今まで以上に足摺岬が想いの地になりました。久しぶりに訪ねた足摺岬で、ジョン万次郎像は変わらぬ姿で太平洋に向かって建っていました。老いを迎えたわが身ですが、もう一度リセットして生きて行こうと思いました。

「土佐高知 多くの人が この国の 行く末思い 活躍足跡」
「維新から 数え150年 昨年は 戦前戦後 それぞれ75年」
「漁師した 経験ありて ジョン万を 特に敬愛 今も変わらず」

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