人間牧場

〇野菜の宅配のようです
 寒かった今年の冬も峠を越し、三寒四温の巡りがやって来ました。待ちに待った「春遠からじ」です。この時期になると畑の冬野菜は寒い衣を脱ぎ始め、自分の寿命の終わりを察知してトウを立て、花を咲かせて実を結ぶ準備をし始めます。

 冬野菜の王様である大根も白菜もそろそろ終わりが近づいてきました。この時期になると名残の野菜を収穫し、適当に見繕って発泡スチロールに入れ、松山市内に住む子どもたちや親しい人に、まるで野菜の宅配のように軽四トラックに積んで配って回るのです。

 最近は物価高騰もあって、ましてや冬なので、わが家ではどおってことない野菜でも、みんな喜んで貰ってくれるのです。昨日は獲れた原木シイタケを添えて7~8軒へ配りましたが、玄関先で久しぶりの会話をしたり、中には家の中にまで案内され、本格的なお茶までたててもらい、私の他愛ない話にまで付き合ってもらいました。

「冬野菜 早くも冬の 衣脱ぎ トウ立て花・実 準備している」
「冬野菜 適当数々 見繕い 発泡入れて まるで宅配」
「このところ 物価高騰 助かると まあまあ上がって お茶でもどうぞ」
「久方に みんなの元気 見て安心 春はそこまで やって来ている」

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