人間牧場

〇超大型の台風14号が去りました
 中心気圧が910hpという超大型の台風14号は鹿児島市付近に上陸した後、時速20キロのノロノロ速度で九州を縦断して、北九州から山陰地方の海岸線をなぞるような形で北上を続け、足早に北に向かって進んでいるようです。

昨日の朝の強い雨
台風が去った昨夕のこやけの空
ことごとくなぎ倒された鉢植え

 県内でも南予伊方町で40m、東予四国中央市で47mという考えられないような瞬間最大風速が吹き荒れ、雨も水不足だった地域には恵みの雨だったようですが、隣県宮崎県では大水害に見舞われたようでした。

 わが家も南西の強風が吹き荒れ、玄関先や庭のあちこちに置いていた夏の名残の朝顔やホオズキの鉢植えが見事になぎ倒されてしまいました。またせっかく芽の出た大根も、強い風雨にさらされて相当ダメージを受けたようですが、幸い人や家に被害はなかったので、ホッと一息といったところです。

 今朝は只今5時15分ですが、夜が明けていない窓の外はまだ暗く、恐らく吹き戻しの北西の風の音だと思える「ゴ~」という音のみが聞こえています。3週続けてやって来た台風に、日本列島各地は翻弄され続けました。

「3週間 3つの台風 大暴れ 各地に爪痕 残し北上」
「超がつく スーパー台風 来るからと 早めに報道 あって備えを」
「庭先に 置いたる鉢植え 大風で 軒並み転げ 見る影もなし」
「連休は どこへも行けず 何もせず ただおろおろと 家にて過ごす」

 

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人間牧場

〇水の存在
 台風が雨を運んできました。今年は春先から夏まで降雨量が少なく、家の裏山から流れでる清水も枯れ気味で、幸い庭の隅にある打ち抜き井戸に依存し、かろうじて農業用水は確保して夏を乗り切りましたが、今度の台風14号がある意味恵みの雨となりました。

 今朝傘を差し長靴を履いて、いつものようにウォーキングに出かけましたがふと、雨傘から落ちて足元を濡らすこの「降った雨は、一体どこを通って海に流れて行くのだろう」と、思いながら歩きました。他愛のないことですが若いころ、ある人から教えていただいた、水にまつわる「水五則」なるものを思い出しました。

 この「水五則」は軍師黒田官兵衛作と言う人もいますが、真偽は定かではありません。しかし水の特徴をよくつかみ、水のよな生き方をしたいと思ったものでした。ここには書いていませんが、確か「水五則」の最後に、「水は方円の器に従い、人は善悪の友による」と付則が書かれていたことを覚えています。

 水はその入れ物に従います。大きなバケツにも小さい杯にも順応します。水を満々とたたえる池にさえもです。ゆえを持ってしっかりと沢山のことを取り込めるような度量を持ちたいものです。また善悪の友によって人生も決まるのです。よくよくこの「水五則」を噛みしめて生きて行きたいと思いますが、時すでに遅しかも知れません。

「雨降りの 中を傘さし 長靴で 散歩の途中 雨水どこへ?」
「若いころ 教えてもらった 水五則 今頃になり ふと思い出し」
「水のような 生き方したいと 思ったが 中々できず 今に至りて」
「水五則 付則があった 器・友 いずれも大事 大切したい」

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〇山のあなた
 秋の彼岸の頃になると、わが家の裏山に毎年のように赤い彼岸花が人知れず咲き始めます。色鮮やかなまるで花火のようなこの花を見る度に、自然の造形とはいいながらその見事さに思わず見入ってしまいます。

 彼岸花咲く子どもの頃に読んだ本の中に、たまたま「やまのあなた」という詩があったためでしょうか、ドイツの詩人カール・ブッセのこの詩を思い出すのです。読み方さえも知らず、ましてや意味さえも知らずに大人になりましたが、流ちょうゆえ、どういう訳かこの詩を暗記しているのですから驚きです。

 大人になり地域づくりにかかわるようになってから、この詩の意味を調べてみました。~山のずっと彼方に「幸せの理想郷」があるというので尋ねて行ったが、どうしても見つからず、涙ぐんで帰ってきた。あの山の彼方には「幸せの理想郷」があると世間の人々は語り伝えるのだ~。

 ふと司馬遼太郎の「坂の上の雲」にもこんな一説があるのを思い出しました。~のぼってゆく坂の上の青い天に一朶の白い雲がかがやいているとすれば、それのみを見つめて坂を上っていくであろう~。幸せの理想郷を作るために努力したつもりですがこれが中々でした。

「裏庭に 今年も咲いた 彼岸花 花を見る度 不思議な造形」
「この花を 見る度何故か 一片の 詩を思い出す やまのあなたに」
「読み方も 詩の意味さえも 知らぬまま 暗記していた 記憶の彼方」

 

 

 

 

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〇初めて無人運転バスに乗りました(その2)
 私は間もなく78歳になります。歳をとると高齢者はおとなしく暮らすのが世の常でしょうが、私は「今やれる青春」をモットーに、未だに好奇心旺盛で、盛んに動き回っています。

 昨日も双海町で始まっている無人運転バスに乗りました。まだまだ実証実験の域を超えていないため、オペレーターが同乗し補助作業をしていて、快適とまではいえませんでしたが、それでも運転者のいない無人バスが走るなんて、まるで夢のような時代が近づきつつあるようです。

 バスには始発のJR上灘駅で乗車したと思われる3人の男性が乗っていました。私を見た乗客「双海町に住む人ですか?」。私「はいこの近くに住んでいます」。乗客「双海町にはまちづくりをしている若松進一さんと言われる方がおられますがご存じですか?」。私「私が若松進一です」。乗客「えっ?ご本人?、顔にマスクをしているので分かりませんでしたが、当の本人とは驚きました」と話され、その後会話は長々と続きました。

 乗客「私は何度かあなたのお話を聞いたことがあります。夕日や菜の花にまつわる面白いお話は今も忘れられません」。私「その節は・・・」。乗客「お名刺をいただけませんか」。 私「あいにく名刺を持って来るのを忘れまして」。「乗客「私の名刺を差し上げますので今後ともよろしく」でした。降って湧いた予期せぬ会話で車内はオペレーターを巻き込んで賑やかでした。

今朝の愛媛新聞地軸記事

「驚いた『若松さんを 知ってます?』 いきなり乗客 私に声かけ」
「私です おこがましくも 名乗り出る 乗客・私 大いに驚く」
「マスクして 帽子を被ると 不審者に 見間違えられ そうが一転」
「1時間 車内の会話 盛り上がる バスの話題は そっちのけにて」

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〇お礼状
 私は今も、請われるままあちらこちらに出かけて講演活動などをしています。新型コロナの影響で県をまたぐ移動が出来なかったり、県内でも人の集まりの自粛指示が出て、中止や延期になったりしていましたが、最近になって感染は高止まりしているものの、集会の開催が幾分緩和されたため、何かと忙しい日々を送っています。

 一昨日松山市立坂本小学校へ講演に出かけました。2学期の始業式も校内ながらリモートでしたらしいのですが、講演会は全児童が広い地位区間でディスタンスを広くとり、参観日に参加した父兄も混じっての講演会となりました。今日の夕方仕事から帰った若嫁が、いつものようにポストから今日届いた手紙類を取り込み、私宛のものを書斎に持って来てくれました。

 その中に坂本小学校の校長先生からお礼の手紙が早々と届いていました。私もいち早く自分の似顔絵をあしらったハガキを使い、乱筆ながらお礼状を出していたこともあって、すっかり嬉しくなりました。お礼状は珍しい縦書きで、私の話した内容の幾つかが書かれていました。ハガキや手紙のやり取りは、とても嬉しく思い出来事でした。

「講演に 出かけた学校 早速に 令状届き 細やか気配り」
「私も 乱筆ながら ハガキにて 令状出して 胸撫で下ろす」
「講演で 『おもいやり算』『君』などを 話した記憶 蘇りつつ」 

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〇海岸線憩いのフォトスポット事業が動き始めました
 双海町は、東の高野川から西の満野まで約16キロの海岸線がほぼ一直線に伸びています。「すぐ海直ぐ山」と形容されるように山が海岸線に迫っていますが、海岸線に並行して国道378号とJR予讃縫うように走っています。

 昔は単調ゆえ余り価値がないと思っていたのに、見方を変えれば海に面した景色に遮るものは何もなく、海・水平線・島々・空が一体化して見飽きぬ光景が広がり、最近はこの「何もない景色」に憧れて沢山の人がやって来るようになりました。

 私が役場でまちづくりにかかわっていたころ、この景色を景観やアメニティとしてとらえるため、無機質なガードレールをパイプ式ガードレールに替えたり、花を植えたり、愛称を募集して「夕やけこやけライン」と命名したりして、サイクリングロードやウォーキングロードにする取り組みを始めました。

 そんなこんなで、それなりの成果が出ていますが、その海岸線にもう一工夫加えるため、1㎞毎に16ヵ所にフォトスポットとなる休憩ベンチを整える、「1キロ塚ベンチ」なるものを考えました。事業主体は双海ジュニアリーダー会で、昨晩その作戦会議を午後6時30分から地域事務所図書室で行いました。

 今月末までにそれぞれが思い思いのベンチを想像し企画書を作って持ち寄ることになりました。さ~てどんなベンチがお目見えするでしょう。柔軟な中高大生の発想が楽しみです。

「中高大 ジュニアリーダー 動いてる わが町自慢 誇りに思う」
「16k その道沿いに ベンチ置く プロジェクト事業 面白そうだ」
「この私 若松ですが 実態は 77歳 高齢者です」
「少しずつ ①楽しい②新しい ③美しい 三つのキーワド 元に活動」

 

 

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人間牧場

〇自粛の中で~
 わが家や人間牧場へは相変わらず多くの人が、入れ代わり立ち代わり訪ねて来ています。その都度心を込めて対応していますが、そのことがご縁での講演依頼も少なからずあります。

 先日知人を通じて東京から講演依頼の打診がありました。会場は山梨県だそうですが、このほど先方から手元に送られてきた予約航空券を見て、「飛行機に乗るのは何年ぶりだろう?」と、少しドキドキしました。

 県をまたぐ移動はご法度でしたが、諸々の状況変化で復活の兆しが見え始めたようで、まだ予断は許しませんが、2ヶ月後の上京を楽しみにしています。妻は旅行にも行けない状況の中、テレビで旅番組を楽しんでいますが、私の様子を見て、「いいなあ~」と、私の苦労も知らないで羨ましがっています。「遊びに行くのではない」と言いながら・・・・。

「そういえば 飛行機乗るの 久しぶり 乗り方忘れ 途方に暮れる」
「県またぐ 移動御法度 制限を 忠実守り 3年余り」
「先のこと 油断禁物 気を締めて しっかり準備 怠りなきよう」
「旅行にも 行けない妻は テレビにて 旅番組で お茶を濁して」

 

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人間牧場

〇電気釜の購入
 最近お米が古米だからか、それとも電気釜が少し古くなったからなのか分かりませんが、ご飯が余り美味しくないと、妻に相談すると、毎日のことなので思い切って電気釜を買い替えようという話になりました。

新しく購入した電気炊飯器

 早速所用で出かけたついでに、大洲の大型電気店へ下見のつもりで立ち寄りました。整然と並んだ電気釜コーナーを見て回りましたが、安いものから高いものまで色々なメーカーの機種が並んでいて、すっかり目移りしてしまいました。

店員さんがやって来て、容量や予算、機能などを目論んで説明をしてくれました。妻が欲しいと思う機種はあいにく在庫がなかったので、1週間後に予約を取って購入することにしました。

 最近の量販店は値段も値引き交渉できると、息子から聞いていたのでダメ元で、恥ずかしながら「少し勉強を・・・」と問かけると、手持ちの電卓を叩いて、5千円も値引きしてくれ交渉成立でした。

 昨日の朝お店から電話が入り、予定より早く商品が届いたので、取りに出掛け、早速説明書を読みながら妻はご飯を試しに炊いてくれました。美味しいご飯が炊けて、久しぶりにご飯の味を楽しみました。新米をいただいているので近々米をついて味わおうと思っています。

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〇わが町双海町の夕景と朝景
 時々「あなたが日本一と自慢している双海の夕日を見に行きたいのですが、いつが良いでしょうか?」と尋ねられます。「あなたが思いついた時が一番いい」などと相変わらず、笑いの言葉を交わしていますが、「強いて挙げるなら空気の澄んだ秋のころ」を推奨しています。今年もその初秋の頃となりました。

栗坂愛さんが撮影した朝焼けした双海町の朝景

 夕日の見えるJR下灘駅のプラットホームや、シーサイド公園の恋人岬には連日多くの人が訪れて、夕日夕焼けを楽しんでいますが、ややもすると夕日夕焼けだけに目が行き、朝焼けなど楽しめないものと思っていますが、先日双海町の西海岸満野に住むfacebook仲間の栗坂愛さんが、facebookに西側から東側を見た奇麗な朝焼けをアップしていました。

私が撮影したふれあいの館付近から見た小焼けの海

 早速お許しを得てシェアーして使わせてもらうことにしました。天動説など思うべきもない地動説しか信じることのできない凡人ですが、思えば同じ太陽が夕日となって海の彼方に沈む夕日を見送ると、あくる日の朝は同じ太陽が朝日となって表れてくるのですから不思議と言えば不思議です。まもなく10日後の秋分の日に、恋人岬のモニュメントの穴に奇麗な夕日が入ります。乞うご期待です。

「夕焼けに ばかり目が行く 私たち 朝焼けだって 見ようと思えば」
「友人が facebookに 朝焼けを アップしていて シェアーのお許し」
「お~綺麗!! 思わず感心 画像見て こんな姿を 見たいと思う」
「地動説 私のような 凡人は 不思議と言えば 不思議な太陽」

 

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〇中秋の名月
 昨日の夜は中秋の名月でした。月を愛でるほど風流人ではありませんが、「月々に月見る月は大けれど月見る月はこの月の月」と、朝から妻はそわそわしていて、外出したついでに国道沿いの菓子店で、松山市内に住む娘や息子たちにお裾分けする分も含めて月見団子を買いました。 

 さて帰宅して夕暮れ時、暗くなった外に出て東の空に月の姿を追い求めましたが、濡れないほどの小ぬか雨が降って、残念ながら私の家からはお月様の姿をを見ることはできませんでした。仕方ないのでテレビを見ながら妻と2人で少し濃いめのお茶を飲みながら、お月見団子を食べましたが、まさに「花より団子」ならぬ「月より団子」でした。

 名月をカメラで撮ろうと思っていましたが、肝心のお月さまを見ることも出来ず、結局はイラストでお茶を濁してしまいました。そんな中でも狭い日本と言いながらやはり日本は広く、全国のfacebook仲間の中には、バッチリ名月の 写真を撮ってアップしている人もいて、画像ながらご相伴にあずかりました。こうして何気なく時は過ぎて行きました。

「名月を 楽しみにして 団子買う 息子娘に お裾分けまで」
「中秋の 名月見ようと 東空 小糠雨降り 残念ながら」
「中秋の 名月撮って アップした 仲間の写真 これで代用」
「月よりも 団子楽しむ わが夫婦 やはり凡人 これも幸せ」

 

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