〇横綱鶴竜の引退
私はどちらかというとプロ野球より大相撲の方が大好きで、テレビ観戦ながら年6場所を楽しみに観ています。最近は白鵬などモンゴル勢の活躍もあって、日本人力士が陰に隠れた感もありますが、既に引退した横綱稀勢の里がなどはごひいき力士の一人でした。
一昨日、今場所怪我のため休場している横綱鶴竜が、引退するというニュースが突然流れ驚きました。同じモンゴル出身の白鵬の陰に隠れ、それほど目立った存在ではありませんでしたが、技能賞獲得7回が示す通り技能派の力士として、幕内で6回も優勝しているのですから立派な土俵人生でした。
晩年は怪我が多く、特に横綱になってからは休場が多かったため、横綱審議委員会から注意を受けていましたが、負けたり休んだりすることが許されない横綱という地位ゆえ、悩んだ末の引退になったものと思われます。引退後は年寄り鶴竜として後進の指導に当たるそうですが、行く行くは自らが育った井筒部屋を再興して欲しいものです。
その真面目でひたむきな生き方は、どちらかというとファンより周りの力士たちから敬愛されていたようで、引退を惜しむ声が他の力士から相次ぎました。決まり手で一番多かったのは寄り切り(29%)についで叩き込み(23%)だったようで、その決まり手よろしく、引き際も良かったようです。
「大相撲 西の横綱 鶴竜が 突然引退 驚き隠せず」
「怪我休場 最後は責任 取らされて 現役引退 古いしがらみ」
「もう一度 土俵入りする 晴れ姿 見たいけれども 時すで遅し」
「36 まだまだ若い 歳なのに これから先は 年寄り呼ばわり」