人間牧場

〇送られてきた委嘱状

 後期高齢者というレッテルを貼られている私ですが、体力は減退気味ながら口だけは達者なため、まだ粗大ゴミの域に達していないと思われているのか?、頼まれるままあれこれボランティア活動をやっています。そのことが薬になっているのか?、お陰様で歳の割にはすこぶる元気に日々を過ごしています。

 年度末のこの時期は、あれこれの委嘱替えの時期で、自分では「もうそろそろ」と思っていても相手から、「まだまだ次も」と頼まれ、断る理由も断る勇気もなくついつい引き受けて、自分で自分の首を絞めています。特に最近は新型コロナの影響で、自分の一番苦手なオンラインを使わなければ役割が果たせないため、この1年間は悩み多い悶々の日々でした。

 先日私の元に一通の封書が届きました。日本銀行松山支店内に事務局のある愛媛県金融広報委員会からでした。封を切ると中から立派な委嘱状が出てきました。これまで委嘱状は日銀の会議室で受け取っていましたが、コロナ禍で会議の開催もままならず、郵送送付委嘱継続と相成りました。

 引き続き向こう3年間の委嘱を受けた「金融広報アドバイザー」という仕事は、地域や団体それに学校などを訪れ、金融知識の普及啓発をしなければなりません。経済に疎く自称貧乏人の私にはひょっとしたら、一番ふさわしくない役割かも知れませんが、私はもうこの仕事?を40年以上も続けているのですから驚きです。

 さてどうするか?。とりあえず日々変化する社会情勢に目を向けながら、しっかりと自らが学ばなければなりません。足繁く送られてくる資料にしっかりと目を通したり、ある意味私にしかできない手法で役割を果たしたいと思っています。まだ少し燃えている残り火に燃料をつぎ足し、新しい風を送りながら頑張り過ぎず頑張りたいと思っています。

「年度末 あれやこれやの 委嘱替え コロナ禍ゆえに 封書送付も」

「アドバイザー ボランティアゆえ お気楽だ されど頑張り 過ぎず頑張る」

「公麿の セリフじゃないが あれから何と 40年 良くも続いた 自分を誉める」

「金と暇 加えて知識 ない男 いささか蓄え あれば十分」

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