〇ハマチを12本捌く
海の近くの漁村に住んでいると、都会では考えられないような出来事に沢山出くわします。昨日の朝町内の有線放送で、「ハマチが沢山獲れたので、漁協の魚市場で3本千円でお分けします」と放送がありました。朝の食事時だったので、息子は発泡スチロールの箱を持って、軽四トラックで5分ほどの魚市場へ買い出しに出かけました。そのうち何と12本も持ち帰って来ました。
昨日はごみ出しの日なので、急いで処理をすれば内蔵などをゴミに出せるかも知れないと言うので、結局私が粗調理を引き受ける羽目となりました。とりあえず妻の割烹着を着せられ、長靴を履いて家裏の外流し台で、大きな出刃包丁を研いで、頭と尻尾を落とし内臓を取り出し、頭を真っ二つに割ってエラを取り、残飯の処理をして若嫁がゴミ出ししてくれましたが、まあそれからが一仕事です。
粗調理した部位を水道水で綺麗に洗い、水気を取ったあと早速3枚に降ろす作業に取り掛かりましたが、12本もの大量ゆえ1時間ほどもかかってしまいました。昨日はこの冬一番の冷たさで、ましてやハマチは氷詰めされていたので、手がかじかんで思うような包丁捌きは出来ませんでした。綺麗に水洗いし三枚に下ろしたハマチの身部位はヒハラをそぎ、タッパーに入れてラップし素早く冷蔵庫に収納しました。
娘や息子、それに知人にもお裾分けしてやりましたが、娘や息子の家へは畑から大根を引き抜いて一緒に持って行ってやりました。昨日の夜はハマチの刺身にブリ大根の煮付けが食卓に並び、1匹僅か333円のかなり大きかったハマチはご馳走の手合いで胃袋に収まり、大満足でした。これから2~3日はハマチの照り焼き、ハマチのづけ丼、ハマチの刺身などを大いに楽しみたいと思っています。魚党の私としては幸せです。
「海の町 漁師の町ゆえ 放送で 3本千円 何とまあです」
「12本 ハマチをまな板 包丁で 次々捌き 腕前披露」
「子どもたち 知人友人 お裾分け 料理の腕も 随分上がって」
「ブリ大根 ハマチの刺身 勢揃い 満足の手合い 何たる幸せ」