〇沖縄県与那原町議会議員研修
数日前、伊予市議会議員の水田さんから、「沖縄県与那原町議会議員さんたちが研修にやって来るので、受け入れてもらえないか」と相談がありました。私の元へは年間何組もの議員さんが研修にやって来るので、日程を調整し受け入れることにしました。11月27日の13時から17時までの4時間をどう使うか思案し、私案を作ってFAXと電話で確認し、13時~シーサイド公園集合、見学説明、14時~翠小学校とグリーンツーリズム、15時20分~下灘駅とフィールドミュージアム、15時40分~人間牧場と地域づくり、16時50分~シーサイド公園にて夕日見学、17時解散という大まかな目安を立てました。対外的には翠小学校だけなので、私が事前連絡と許可を校長先生に直接取り、準備を整えました。
昨日は前日の荒れた風雨も収まり、天候もまずまずでしたが、気温が15度以下となり、常春・常夏の沖縄の人には少し寒い研修となるだろうと心配しました。一行は内子町の見学が少し長引き、峠越えをするため引率の水田さんと連絡を取り合い、シーサイド公園待ち合わせを急遽変更して、翠小学校で落ち合うことにしました。校長先生は研修会に出向いて留守でしたが、教頭先生の説明や私が説明をしながら、学校を見学しました。木造の学校校舎は沖縄にはないようで、その珍しさに目を見張っていました。
この研修には水田さんが市議会議員でもあるので、地域事務所の米湊さんと地域おこし協力隊の富田さんに同行してもらい、下灘駅は富田さん、シーサイド公園は米湊さんに説明をしてもらうことにしました。
私の出番は人間牧場で、少し大きめの箱バンタクシーなので、市道から一緒に歩いてもらい、人間牧場に到着しました。いつものように切り株高座上の座布団に座り、私を囲むよう皆さんも座布団に座って1時間弱議員さんを前にお話をしたり、施設を見学してもらいました。
議員さんの中には私の話をどこかで聞いた人がいて驚きました。多分那覇へ招かれ沖縄県長村議会議員研修に出かけた折の講演か、東京有楽町フォーラムAで開かれた、全国町村監査委員研修での講演を聞いたものと思われますが、世の中狭いものだとつくづく思いました。議員研修なので私の自著本「昇る夕日でまちづくり」と「今やれる青春」「夕日徒然草・空の書」を三冊用意したところ、皆さんにそれぞれ買っていただき、恐縮してしまいました。
研修最後の締めはシーサイド公園での夕日見学です。米湊さんの説明をイベントホールで聞いた後、肌寒く感じる戸外に出ました。宮城県からやって来た修学旅行の一行と一緒に、これぞ日本一といわれる美しいダルマの夕日を感心しながら、少し鼻高々で見学しました。沖縄県与那原町議会議員の皆さんも、宮城県の修学旅行生も、たった一度の来訪で、たまにしか見えないダルマの夕日が見えたのですから、これはもうラッキーとしか言いようがありません。
ほんの束の間の視察研修でしたが、議員さんたちもみんな満足した様子で、つるべ落としの太陽が沈んだとばりの中を、次の宿泊先となっている松山へ向かいました。再会を約束しつつ・・・・。
「真冬並み 気温下がりて 寒々を ものともせずに 沖縄議員」
「あそこここ 説明しつつ 巡り見る 珍しさもあり 沖縄議員」
「世の中は 狭いもんだと 感心す 沖縄議員 私の話」
「久方の ダルマの夕日 皆で見る ふるさと思い 沖縄議員」