○地域づくり人養成講座
えひめ地域政策研究センターが毎年行っている、地域どくり人養成講座が今年も始まりました。例年一講座を担当して講義をしていましたが、今年度はその役割もないものと鷹を食っていたところ、担当の河野さんから同時に行なうまちづくり活動アシスト事業の、成果発表のコメンテーターとして参加して欲しい旨のメールが入り、慌ててスケジュールを入れ替え、土曜日の午後参加することになりました。この日の成果発表会には、アシスト事業の助成をいただいて活動したわが町の「JR下灘駅フィールドミュージアム運営委員会}も参加するため、地域事務所の松本さんや地域おこし協力隊の冨田さん、メンバーの浜田さん、廣田さん、西岡さん、北風さん、赤石さん、武智さん、久保さんも参加する予定で、少し早めに出て「昼食でも一緒にどうぞ」と誘われました。
私と赤石さんは別便の人たちとそば吉で合流し、美味しいそばに舌鼓を打ちながら、まちづくりの四方山話に花を咲かせてから、会場となっている山越の愛媛県男女共同参画センターへ向かいました。三階の会場には養成講座の参加者と成果発表に望む6団体の方々が集まって、顔見知りの人も多く賑やかな地域づくり交流広場となりました。
NPO法人とべ子育て支援団体ぼっかぽか、カタリバin宇和島委員会、民話の里すみの、にいはま大島七福芋ブランド推進協議会、宇和町町並みガイドの会、JR下灘駅フィールドミュージアム運営委員会の順で1グループ10分の持ち時間を使って存分に成果を発表しあいました。発表の都度コメンテーターの前田さんが感想を述べ、私がまとめてコメントしました。
時間になると予鈴が鳴ることを気にしてか、少々短めな発表が多かったため、司会をしていた河野さんから、「時間調整しなければならないので20分ばかり講義でつないでください」と耳打ちされました。日ごろアドリブに馴れている私のことですから、それなりの話をすることが出来ました。
最後の講義は、愛媛大学農学部の森賀さんの「第一次産業における地域づくり」という演題での話でした。森賀さんは元新居浜市役所職員で、少し早く退職して大学に転職した変わり者です。私と同じ観光カリスマ百選にも選ばれていて、昔から深い親交を続けている親友です。私のような実践家ではなく、理論家で大学がよく似合う人です。この日の話もかなり難しい理論を1時間にわたって聞きましたが、一般参加者には少々難しかったような気もしました。でもさすが大学へ転進しただけのことはあると、大いに感心して聞きました。
講師やコメンテーターを囲んでのオフライン交流会は、JR松山駅近くの「食べもの市場」という居酒屋です。昨年の講座修了生も加わり賑やかな呑み会となり、大いに交流の輪を広げました。毎度の事ながら酒の呑めない私は、ウーロン茶一辺倒の2時間余りを過ごすのに一苦労です。お陰で少々お茶を飲み過ぎ、食べ過ぎてその夜は難儀でした。私にとって呑み会で何げなく飲んでいるウーロン茶は、体に余りよくないようで、今後は緑茶にしようと思っています。
今回の養成講座も県庁職員や市町職員も数多く、それなりに意識が高い人も多いようです。住民参加・参画か行政参加・参画かは議論の分かれるところですが、少なくともこのように休日を利用して講座に参加するやる気は見上げたもので、意識改革と今後の活躍を期待したいものです。やはり地域づくりで何よりも優先するのは、本人の「やる気」なのですから・・・。それにしても地域おこし協力隊の冨田さんの発表は最高の出来でした。
「十一人 わが町の人 大勢で 研修会に 参加嬉しい」
「アドリブで 話しつなげと 耳打ちで 依頼に応え それなり話す」
「わが町の 発表さすが 協力隊 感心しつつ 話聞き入る」
「アルコール 飲めない私 ウーロン茶 それでも酔った 気分で話す」