○人間牧場に薪小屋(その2・工事中)
一昨日の朝、妻に弁当を作ってもらい、親父の大工道具箱の中から新品の鋸と金槌、差金などをこっそり持ち出し、意気揚々と人間牧場へ乗り込みました。前日運んでおいたホームセンター西村ジョイで購入の材木等を、倉庫下の広場に運び出し、いよいよ大工まがいの作業がスタートしました。平地に小屋を建てるのなら寸法採寸も簡単なのですが、敷地に傾斜があって、しかも奥と手前にも傾斜があり、加えて打ち付ける相手がコンクリートの波型スレートとあって、作業は最初から難航し、私の弱い頭を大いに悩ませました。柱を立てる部分の総延長が5メートル余りなので、均等に割付けて柱の数を4本にしましたが、奥の柱と手前の柱の長さを違えなければならないのです。
やがて柱の切断が終ってネジ釘で止める作業が始まると、今度は充電しておいた電動ドリルで木が割れないようにあらかじめ穴を開け、ネジ釘を打ち込んで行くのですが、木工用ドリルのキリの3.5mmの穴が小さいためネジ釘が下まで打ち込めず、結局往復1時間もかけて伊予市街にあるダイキホームセンターへ4mmのドリル用キリと7mmのネジ釘を買いに出かける失態を演じてしまいました。
昼までに粗方の作業を終える段取りが狂って大幅に遅れてしまい、粗方の骨組みが出来上がったのは2時過ぎでした。夢中になると持参した弁当を食べることも忘れていて、結局は腰を下ろすこともなく立ち食いのような形で弁当の半分をつまみ食いして作業を続けました。
エスロンの波型屋根材を切ってパッキンの入った止め釘を打ち込む作業は脚立さえも立たない足場の悪い場所なので、不安定で時折金槌で手まで叩いてしまうお粗末さでしたが、午後5時頃にはまあ何とか格好のついた薪小屋が完成しました。計算ではエスロン波型屋根材も8枚を半分に切ればあるはずが、屋根の波型を重ねなければ雨漏りがするので、一枚不足してしまい、昨日コープえひめの理事会に出席した帰りに、近くの西村ジョイで買い求めて切断してもらい、今日にでも残りの作業に出かけて完成させようと思っています。昨日は5月最後の31日で、梅雨の走りを思わせるあいにく小雨ぱらつく一日だったようですが、薪小屋が完成したので、乾燥しきった薪や、まだ丸太のままで放置している山から運んだ丸太を、チェンソーで切断して収納しなければならず、作業は天気とにらめっこです。
家庭菜園のジャガイモとタマネギの収穫もそろそろ、人間牧場の梅園の梅の収穫もそろそろです。梅雨までに片付けなければならない農作業が目白押しですが、薪小屋の完成で人間牧場にお粗末ながら新しい命を吹き込みました。今回の木工作業で不器用さも少し解消され、人間牧場周辺が多少片付きそうで、ホッと一息ですが、人間牧場の施設管理作業は私一人の労働に頼らなければ成就できないのです。
目下のところ気になっているのは、昨年従兄弟から貰って人間牧場に運んで放置したままになっている、ステンレス製の水タンクをどこへどのように設置するかです。息子の思惑や水道屋さんの意見も聞かなければならないし、費用を伴うだけに多少頭を痛めている今日この頃です。
「不器用を 自認の私 薪小屋の 製作すべく 材料購入」
「鋸等の 親父愛用 道具類 勝手持ち出し 大工真似事」
「一日を かけて薪小屋 粗末だが どうにか完成 俺も中々」
「梅雨間近か あれやこれやの 農作業 気だけせかされ 冷や汗かきぬ」