○モザンビークからの訪問
昨日は昼間から小雪がぱらつくあいにくの寒い一日でした。薪つくり、落ち葉集め、蒟蒻畑の草引き、スモモの剪定などなど、春を向かえる人間牧場での作業が大幅に後れていることも気になっていますが、こう寒いと風邪でも引かれては大変と、妻から余り外へ出ない方がいいと注意を受ける有様です。仕方なく家の横の家庭菜園に1時間余り出て、草削りをしたりしながらこの2~3日はお茶を濁しています。
昨日の夕方上田稔さんとグローバルネットワークえひめの竹内よし子さんに連れられたモザンビークからの訪問団が、午後4時30分にシーサイド公園へやって来ました。事前にメールで送られてきたスケージュールによると、今回の訪問団はJICAモザンビーク研修の一行で、双海町での研修目的は「夕日を観光資源とした道の駅の取り組み」のようでした。上田稔さんを通じて事前に私が送った資料はポルトガル語に翻訳されて既に配布されているため、私と上田さんのレクチャーはむしろアドリブで、その都度同行した通訳によって相手に伝えられましたが、私はハーモニカを吹いたりしながら夕日をテーマにしたまちづくりを話しました。
名簿もポルトガル語で書かれているため余りよく分かりませんでしたが、タイトル欄に書かれた肩書きには、ガザ州局長、マニッカ州局長、ザンベジア州局長、イ州中心人物、ナ州中心人物等と書かれ、この人たちがモザンビークではかなり地位の高い人のようでした。レクチャーが終っての意見交換ではかなり詳しい質問が出される等、私も上田さんも感心しながら対応しました。
途中漁協女性部の皆さんが手づくりしたじゃこ天が振舞われました。竹内さんの発案でモザンビークという国の形を木の板をくり抜いたじゃこ天の型枠がじゃこ天の店に持ち込まれ、みんな大喜びでした。じゃこ天は異口同音に美味しいと言って食べていました。
昨日は冬の荒れ模様の天気だったので夕日は最初から諦めていました。でも夕方になると少し雲の切れ間から夕日がのぞいてくれました。モザンビークから来た人は全員黒人で、「寒い寒い」を連発し、早々に引き上げて行きましたが、はてさて彼らに双海町の夕日や道の駅などはどのように伝わったことでしょう。シーサイド公園も最近は何かと国際的で、色々な国の人が訪ねて来ます。外国語がまったく話せない私にとって外国からのお客さんは少々厄介ですが、わが息子の嫁はアメリカへ留学した経験もあるので、英語圏の人が来る時は少し手助けしてもらおうと思っています。
昨晩は松山で夕食交流会も企画されていて誘われましたが、あいにく午後7時から双海中学校の学校評議委員会があるため、上田さんは学校評議委員会を欠席し、そちらを優先し出席してもらいました。
「寒い日に モザンビークの お客様 首をすぼめて あれやこれやと」
「通訳が 私のレクチャー 通訳し ポルトガル語で 意味を伝える」
「くり抜いた 板の型枠 練り身入れ モザンビークを じゃこ天にする」
「じゃこ天を 上手い上手いと 言い食べる 国は違えど 味は伝わる」