shin-1さんの日記

〇田舎はただ今梅雨の真っ最中

 別に田舎だから梅雨だとはいいませんが、雨が降ると洗濯物が乾かなかったり、雨に濡れて活動が制限されるので、ついつい梅雨時はうっとうしく感じるものです。でも田舎には田舎の楽しみ方があって、見方を変えれば梅雨時期は結構楽しいものです。特にデジカメを持ってからやブログを書くようになってからは、雨ゆえの話題があり、また孫たちと同居するようになって少し違った視点が芽生えているようです。

 昨日の朝もすっかり日課になった保育園へ送る途中、「おじいちゃん僕、鳥の鳴き声ができるようになった」と口を尖らせて口笛を吹いたり、舌で鳥の鳴き声をしてくれました。単なる舌打ちなのですが、それでも孫は自分でできることの新しい発見に得意顔だったので、「凄いなあ」とおついしょで褒めてやりました。保育園でもそのことを先生に褒めてもらったと話してくれました。先月までは保育園へ行くのが嫌だと鳴いてぐずった孫とは思えない晴れやかな顔に一安心しながら、昨日も田圃の中の道を手をつないで登園しました。


 田圃の早苗はいつの間にか青々と伸びて、水の中のおたまじゃくしも随分大きくなって元気に泳いでいるし、夜ともなると田圃からはかえるの大合唱が聞こえるのです。初老期を向かえ今まで気付かなかった周りの風景や音が、見聞きできるようになったのも心のゆとりなのでしょうか。

 庭のくちなしの白い花が甘い香りを漂わせて咲き始めました。そっと顔と鼻を近づけると何ともいえない香りが漂ってきます。畑の隅にはジュウヤクの白い花が咲いて豆に濡れています。カタバミのピンクの花も見つけました。

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 「雨は楽しい」と思えば雨は楽しいものです。日ごろは鳥の目で過ごしていますが、雨の日には虫の目になって足元を見ると沢山の動植物に出会います。カエルやイモリ、チョウチョ、薮蚊までが何思うこともなく生きているのです。いつの間にかすっかり上達したウグイスの声も長閑に聞こえます。移り行く田舎の雨の季節ももう暫く続きます。やがて暑い暑い夏を迎えますが、梅雨は季節のオアシスですから、存分に休養を取ってのんびり過ごしたいと思っています。

 

  「足元に ジュウヤクカタバミ 花々が 控え目咲いて 梅雨も楽しい」

  「いつの間に 一列綺麗 並んでる 早苗元気に 夏に向かって」

  「口笛と いえるかどうか 分からぬが 褒めてやったら 得意になって」

  「鳥の目で 過ごしているが 雨の日は 虫の目なって 辺り見渡す」 

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〇ビワが届く

 田舎に住んでいると春先には筍が、またこの季節になるとビワと、物々交換のような形で色々な物が届きます。それらは全て季節の旬のものばかりなので、ついつい食べ過ぎてしまうほど美味しいのです。

 一昨日外出先から自宅に帰ってみると玄関先に沢山のビワが置かれていました。今は息子の嫁が孫の守をしながら殆んど家にいるため、「〇〇さんから届いた」などと荷主の情報を教えてくれるのです。先日走りのビワを届けてくれたのか私の旧友から、今回は妻の友人からでした。そんな矢先の昨日の夕方、今度は別の妻の友人から、ビワの餞別で手が放せないがビワを取りにに来ないかと電話が入り、あいにく妻が仕事で留守だったので、ノコノコ出かけ、いただいて帰りました。

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 ビワは柑橘類と違い繊細な果物で、完熟したビワはほおっておくと直に傷んでしまうのです。そうかといって貰ったものを全て食べるほど元気な胃袋があるわけではなく、親類や縁者にお裾分けをして喜ばれる有様です。妻の友人たちはみかん農家ですが、みかん価格の低迷が続いているため、最近は色々な果物を作っていて、今では双海町もビワのちょっとした産地になっているようです。

 ビワは種が多いことと、食べる時に手が汚れることが難点です。カニやエビも食べる時手が汚れるという理由だけで嫌いな私ですが、ビワは別で、昨日も一昨日も5~6個平らげましたし、ビワをよく食べる妻が、食後に剥いでくれて3個ばかり口に入れてくれました。


 ビワを食べる度に毎回思うのですが、ビワは種と皮が多く、種無しビワを発明できないかいつも思いながら食べます。また灰汁があるのか川を剥いた指先が黒くなるようで、近所の歯科医院に勤めている妻は、指先が黒くなるのを気にしながら、美味しい美味しいと体重のことを気にせず食べていいますが、今にその報いが来るのではと内心思っています。

 まあ種が多いとか手が汚れるとか要らぬ詮索をしないで、季節の果物ですから大いに楽しんで食べたいと思っています。ビワは喪五たちも大好きでよく食べますが、自分で剥く能力は二人ともまだ備わってなく、ブジュブジュにしてしまうので、結局私や妻がむいで食べさせてやるのです。これも同居しているじいちゃんやばあちゃんの大事な孫へのサービスなのです。


  「もしかして 種無しビワが できないか 他愛ないこと 思いつつ食べる」

  「初夏だねえ ビワが届いて 今年また 元気でビワを 食べれる幸せ」

  「孫アーン 剥いだ果肉を 口の中 満面笑顔 同居嬉しく」

  「次々と ビワが届いて このところ 毎日過食 少し気になる」 

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