shin-1さんの日記

○家族の人間関係の空気を読む

 祖母や母が先に逝き、4人の子どももそれぞれ独立して家を出て、それぞれの道を歩むようになってわが家は現在、夫婦と親子の関係しかなくなりました。私から見れば親父と嫁、嫁から見れば義理の父と夫、親父から見れば嫁と息子と、3人でそれぞれ二通りの人間関係の中で生きていますが、そんな小さな人間関係でも、嫁はどちらかというと父に、私はどちらかというと親父に、親父はどちらかというと嫁に多少の気兼ねをしながら生きているようです。

 妻は91歳になる親父の言動には余り逆らわず、むしろ気がついたことは私を通して進言します。親父も嫁の言動に対して反対せず、気がついたことは私を通してじわりと私が伝えるのです。これが長男の辛いところで、長男の役割なのです。長男の舵取りは見た目にはどういうこともないように見えますが、実はこれが大事な仕事で、わが家の家庭円満の秘訣なのです。もしも私を介せずに父と嫁がストレートでやり合えば、家は波風が立つに違いないのです。

 親父は隠居生活をしていますが、母亡き後一人暮らしのためテレビや炬燵、電子レンジや湯沸しポットを愛用しています。ゆえにテレビも炬燵も自分我はt家へ出て家にいなくても付け忘れているのです。特に湯沸しポットはお茶も飲まないのに24時間1年中つけているのです。広い家の母屋と隠居の電気代は、リタイアしてから省エネしようということになりましたが、一向に減らない原因は親父の生活にも原因の一端があるので、特に炬火事の原因になりかねないのでこまめに消すよう注意を促すのですが一向に直らないのです。

 お湯を沸かす電器ポットも何とか辞めさせようと、今回の入院を機に「湯垢のついたお湯を飲むと体に悪い」といって電源を切りることに成功しました。寒くなると又復活するかも知れませんが、これだけで一ヶ月千円の省エネになったと妻は私の作戦を喜んでいるようです。

 「空気を読む」という言葉がありますが、身近な家庭の人間関係ゆえにお互いの間に流れる目に見えない空気を読むことはとても大事なことだと思っていますが、最も身近な夫婦の間の空気を読むことは、亭主関白ゆえにまだまだ未熟なようです。

 毎日何気なく吸っている空気のお陰で私たち人間は生きています。ふんだんにあるがゆえに空気の存在も有難さも気付かなくても暮らして行けるのです。今朝外に出て朝の清々しい空気を思い切り胸いっぱい腹いっぱい吸い込みました。「さあ今日も頑張るぞ」という元気が湧いてきました。また親父と妻の間に横たわる空気を読みながら、幸せ感に浸っている今日この頃です。

  「空気読む 力なければ 務まらぬ 長男ゆえに 死ぬまで苦労」

  「円満な 家庭築くは それぞれが 役割意識 しっかり持って」

  「三人の 関係特に 難しい 三角ゆえに いつの時代も」

  「お互いが お互い空気 読みながら 多少気遣い 幸せ暮らす」 

 

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shin-1さんの日記

○兵庫県から8人のお客さん

 兵庫県西宮に住むNPO法人コミュニティ事業支援ネットの東朋子理事長さんから、今月の初め是非逢いたいとメールが入りました。私の予定が詰まっているのに7月18日~19日の2日間来るというのです。夏の2日間はふたみの夏祭りの最中だし、来客に加え講演も入っているので無理と思いましたが、遠来の友でもあるし8人で来るというので無理に断ることも出来ず、バッティング覚悟で承諾しました。


 何年か前東さんのお世話で兵庫県へ2度も講演に行き、東朋子さんもまだ水平線の家しか出来ていなかった人間牧場を訪ね、ついでに立ち寄ったわが家へデジカメまで忘れるというハプニングがあって、日ごろは緻密ながらどこか抜けた阪神人らしい優しさを思い出しながら、一行の到着を待ちました。「18日午後4時わが家で待つ」というメールどおり7人の若者を連れた東朋子さんはやって来ました。


 早速わが家の煙会所や海舟館などを足早に見学し、早速一行の乗ったワゴン車を従え、私は東さんを助手席に乗せ人間牧場へ向かいました。道すがら何年か前私の元へやって来た後の足取りについて話を聞きました。その後自らが立ち上げたNPOコミュニティ事業支援ネットは、紆余曲折を経ながらも10人の若者を雇用するまでに成長したようですが、市議会議員のご主人との出会いや諸々は、相当な苦労があったようでした。

 案の定先約のハワイアン協会の皆さんとバッティングしてしまいましたが、それもまた愛嬌でむしろ私の元に留めもなく集まる人の輪を見ていただく意味では良かったようにも思いました。ハワイアン協会の方々が帰った後で早速1時間半ばかりお約束の研修をさせてもらいました。リクエストした落伍本の「黒いボールペンで書く」という一話をテーマに落伍ライブをやりましたが、市議会議員のご主人が参加していたのでタイムリーな話になりました。

若松進一ブログ

 折りしも降り出したスコールのような雨も上がり、記念写真を撮るころには西に傾いた夕日が絶景の海岸線を印象的に照らしていました。後片付けをして元来た道を帰りましたが、やはり東さんは私の助手席に座って私のレクチャーを熱心に聴いていました。時折目頭を押さえるシーンもあって、今回の研修に何か突破口を見つけたような印象を持ちました。今朝のメールで、あの日はふたみの夏祭りの花火を見たことなど、その後の足取りを伝えてくれましたが全員無事西宮に帰ったようでした。

 毎日のように私との出会いを求めて来る人の中には、興味本位で来る人、一回限りで終わる人、定期的に来る人、悩んだ時や壁にぶつかった時来る人、東さんのように何度でも音信を重ねる人など様々です。人間は必要の論理で動くものですから、それはそれとして理解しますが、東さんのように遠隔地にありながらも助言を求めてやってくる人には、これからも誠心誠意大いに支援をしてあげようと思っています。

  「大勢の 社員を連れて 久方に 牧場訪ね 積もる話を」

  「人生を 物語るよう スコールが 降った後には 虹の祝福」

  「落伍本 数ある話 ボールペン 選んで落伍 整いました」

  「門叩く 人あり牧場 今日もまた 訪ねし人の 相談受ける」

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