shin-1さんの日記

○コーカサスという名前のカブトムシ

 昨晩宇和島から帰ったのは夜11時ころでした。自宅へ帰ってみると、二階は息子の家族、一階は娘の家族が陣取って孫たちは既に夢心地でした。今朝起きて書斎でブログを書いていると、孫朋樹が「おじいちゃん」と呼びに来ました。「コーカサスという珍しいカブトムシを持って来たので見て欲しい」というのです。

 連れ立って玄関先に行ってみると、巣箱の中にそれは珍しいカブトムシが入っていました。私はこのカブトムシはヘラクレスだと思っていましたが、朋樹の話によると「コーカサス」だというのです。

若松進一ブログ

 さあそれから朋樹は図鑑を見て、知っているコーカサスの薀蓄をしっかりと私に説明するのです。私たちが子どもの頃はカブトムシなどはクヌギ林に朝早く行って捕まえたものです。私たち海の子はカブトムシを捕まえるのが下手糞で、山の子の友達に頼んで捕まえてもらいました。そして山の子が欲しい釣り糸や釣り針や鉛などと交換してもらったりしました。

 今はそんな子どもながらの苦労などすることはなく、お金さえ出せばデパートなどには外国産の珍しいカブトムシが幾らでも手に入るのです。

 孫朋樹もその手の類で、昨日はデパートでおかあさんに買って貰ったそうなのです。毎年のことながらここからも問題があります。このカブトムシは住んでいるマンションへ持ち帰らず、わが家へ置いて帰るのです。間もなく夏休みになるので毎週末にやってくるため、その間カブトムシの餌やりはおばあちゃんの役目となるのです。

 私は外に出る機会が多いのでとても世話は出来ませんが、去年も妻はカブトムシの餌としてゼリーを与えて育てたようですが、今年は自分で世話が出来なければ買わないように話をしました。

 カブトムシも小さな命です。昨年から人間牧場で育てている5匹のカブトムシの幼虫も間もなく姿を見せることでしょうが、今年は小さな命について、孫に教育をしてやりたいと思っています。


  「カブトムシ 俺の自慢と 大威張り 玄関先で 我がもの飼育」

  「この頃は カブトムシさえ 金で買う 餌やりさえも 婆に任せ」

  「瑠璃色に 輝くカブト 強そうだ 自分の非力 虫に託して」

  「夏休み 孫の相手は 骨折れる 昨年よりも みんな歳とる」

[ この記事をシェアする ]

shin-1さんの日記

○青年たちよ立ち上がれ

 縁とは不思議なもので、何処かのまちの誰かから講演のお声がかかって出かけると、決まったようにそのまちやその周辺のまちから講演依頼のお話が舞い込むのです。昨日出かけた宇和島市が良い例で、妻が「お父さん宇和島へ行くことが多いね」と感心するほど、最近は宇和島から声がかかるのです。

 5月25日に宇和島市の女性グループ「べっぴん塾」に小林さんや山本さんのお骨折りで招かれ、古民家を再生した宇和島市大浦の和田さん宅へ出かけました。まるで江戸時代にタイムスリップしたような小さな座卓に気になるカバンを置き、座布団に座ってお話をしました。次回はほんの一週間前の7月10日、宇和島市ファミリーサポートセンターの和田さんのお声かけできさいや広場での子育て講演会でした。

 そして昨晩は市役所商工観光課の谷本さんに声をかけてもらい、雇用促進協議会の招きで宇和島市白浜で若者への講演でした。女性グループへの地域づくり話、若いお母さんへの子育ての話、若い青年たちに地域づくりの話と、対象もまちまちで話芸は広がります。

若松進一ブログ
(すっかり夏の装いの宇和島白浜港)

若松進一ブログ

(沖合いに九島が浮かぶ白浜)
若松進一ブログ
(白浜港突堤の珍しい常夜灯)

若松進一ブログ
(尾に賀状周辺には梅雨明けで白い入道雲が湧いていました)

 白浜は旧友中島六三郎さんのふるさとです。中島さんとは公民館時代からのお付き合いですが、定年より3年も早く退職して地元で悠々自適農業を営んでいます。昨日は何の前触れもなく1時間以上も前に現地を訪れました。地元の老人たちが集会所近くにたむろしておしゃべりをしている場所に行き、中島さんの消息を聞くと、中島さんの家は直ぐそこだからと新設にも連れて行ってくれました。中島さんはあいにく留守でしたが、見覚えのある奥さんが出てきて色々とお話をしてくれました。そのうち中島さんが畑仕事から帰られ、再び自宅へ上がらせてもらい、積もる話を懐かしくさせてもらいました。

 中島さんは自分流ないい生き方をしていました。1haほどの果樹園の世話をしながら時には直ぐ目の前の海に魚を釣りに行き、また自治会長として地域のお世話もしています。近々同じようなリタイア人10人ほどで地域づくりの集団をつくりたいと夢も語ってくれました。過去に固執することなく生きている中島さんのような生き方がしたいと思いました。

若松進一ブログ

(集まった若者たち)

 白浜に着くと集落の屋外放送が聞こえてきました。「今晩7時から集会所において、双海町の若松進一さんが地域づくりについて講演されますのでお集まりください」との呼びかけでしたが、少し気恥ずかしい田舎の放送でした。集会は午後7時から始まりました。集まったのは若者に加え地元の人も何人かいて、50人ほどになりました。青年を相手の話なので、マイクもなく肉声なので、できるだけ大きな声で話をしました。返ってくる反応はとても良かったようでした。

 いつの時代も地域をリードするのは若者の発想と行動力でなければなりませんが、青年の力が残念ながら今の日本社会にはありません。でも昨夜は久しぶりに青年たちの熱気を感じました。彼らが新しい発想と行動力を発揮すれば、地盤沈下に悩む地域は必ずや再生することでしょう。


  「過去よりも 今や未来に 生きるため 地域根を張る 旧友立派」

  「久方に 出会って話す 友ありて こんな生き方 俺も見習う」

  「若者が 集まるからと 誘い来る パワー全開 大声話す」

  「二度三度 同じ地域へ 出かけたる 俺の話も 少しは役に」


[ この記事をシェアする ]