shin-1さんの日記

○講演拝聴の最年少記録をあっさり更新

 私は年中全国各地を巡って講演などをしていますが、その対象は小学生から高齢者まで実に様々です。その都度相手のレベルに合わせて、飽きのこない話しをつとめて分かりやすくするよう心がけているのですが、これが案外難しく、特に子どもには大人の言葉で喋っても伝わりにくいので心血を注ぐのです。

 これまで話した相手で一番高齢者は山口県で話した100歳ですが、昨日旧別子山村での講演会で、生後3ヶ月の赤ちゃんを前に話をして、これまでの最年少記録をあっさり更新しました。本当のことを言うとこの赤ちゃんは、お母さんと一緒に講演会場へ来られていただけの話ですが、私が90分話す間泣きもせお母さん抱かれて会場にいたのですから、これはもう立派な記録更新なのです。この子どもは果たしてどんな大人になるのかとても楽しみです。

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○旧別子山村で見つけた風呂を焚く風景

 講演が始まるまで、私たちはそこら辺を散策しました。中学校生徒5名、小学校児童2名の学校は鉄筋コンクリートでした。中学校校舎の軒先には田舎らしくスズメバチの大きな巣がぶら下がっていました。小学校は耐震基準に満たなくなったため、11月頃には取り壊しをするそうですが、連合自治会長さんの話によると、思い出のいっぱい詰まった学校なので、卒業生を集めてさようならイベントをやろうと計画中だそうです。

 賀xt工の近くの民家で風呂を焚く光景を見つけました。最近は余り見られなくなった光景ですが、思わず持っていたカメラのシャッターを押してしまいました。いいですね。夕暮れ時の平和で長閑な山村の暮らしを垣間見る思いがしました。この風景は私の少年時代の懐かしい記憶です。

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○資料館や渓谷が素晴らしい

 旧別子山村がふるさと創生一億円の交付金を活用して整備した資料館は、外観こそ負露の公共施設のようでしたが、中には鉱山で栄えた当時の資料や高山の動植物の資料が沢山展示されていて、見応えがありました。アカデミック過ぎるため残念ながら利用者は殆どないようですが、つり橋の架かった直ぐ下の渓谷美などは素晴らしく必見の価値がありました。また夜だったので残念ながら散策は出来ませんでしたが、高冷地ゆえに今が見ごろのアジサイや、連合自治会長さんが日本一と自慢する円形パーゴラは、一度ゆっくり見に行きたい規模でした。

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 パーゴラの写真は夜だったので撮影できませんでしたが、昨年のこの頃東予地方局の仕事で行った折撮影したものが手元にあったので添付しておきます。これは確かに凄いです。

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  「昨年の この頃訪ねた 写真あり 記録したから 記憶に残る」

  「風呂を焚く 懐かし光景 長閑なり 思わずカメラ シャッターを押す」

  「三ヶ月 生まれ間もない 赤ちゃんが 泣くことなしに 私の話」

  「思い出を 残して狭い つづら道 ヘッドライトで 照らして帰る」 

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shin-1さんの日記

○ダブルヘッターはさすがに疲れます

 私はこれまでにも毎年のように年に数回、1日8時間の講義をこなしています。その殆どは大学の集中講義なのですが、今年も来月8月と11月に2回予定されています。しかしそれらは同一会場で行われるため移動がないのです。昨日は松山の水産会館で共水連の研修会で90分の講演を行った後、高速道路を新居浜まで走り、新居浜教育委員会の関課長さんたちと落ち合い、さらに底から山奥の旧別子山村まで行き、午後7時から90分の講演をこなしました。関課長さんのご配慮でその夜はゆらぎの里に泊まる予定でしたが、交流会が始まる頃に県庁の職員から連絡があり、どうしても「明くる日の8時30分に県庁へ来て欲しい」旨の電話が入り、止む無く元来た道を引き返し、12時前に自宅まで帰ってきたのです。その走行距離は往復100キロを越えていました。

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 往復もさることながら、ダブルヘッターともいえる90分2回の講演は、慣れているとはいえさすがに疲れましたが、どちらの講演会場も盛況でした。共水連の研修会場にはわが町の下灘漁協と上灘漁協の顔見知りの職員さんもいて、多少気になりながらの話でしたが、水産関係は私の十八番なのですっかりその気になって話しました。しかしこの会場は50人で満席のやや狭い中会場ながらマイク施設がなく、後まで全員に聞こえるように話すには、かなりボリュームを上げて話さなければならず、最後は声がかすれ少しオーバーヒート気味となりました。

一方旧別子山村の会場は村民が200人程度の村なのに3分の1の人が集まる盛況ぶりで、嬉しさの余りに羽目を外したような話を越に入って行いました。参加者の中にはやはり何人か知り人もいて、いい交流が出来ました。

 昨晩は旧別子山村の講演のあと、連合自治会主催の交流懇親会が午後9時から持たれました。気がつけば昼食も忘れていただけに空腹で、アマゴの塩焼きや出された美味しい料理を完食してしまいました。

 昨年のカレンダーによれば、旧別子山村を訪ねたのは、アジサイの花が一際美しく感じる丁度この頃の7月8日でした。東予地方局の観光診断事業のアドバイザーとして、地方局の國元さんと井下さんの案内でこの地を訪れているのです。その時とは案内する人も違っているため、ふるさと創生事業で造られた渓谷に面した資料館やつり橋を見せてもらい、また違った切り口で地域の活性化案が何案か浮かんできました。

 連合自治会長さんは旧別別子山村村長さんの息子さんだそうで、実に生き生きとした方でした。人間牧場訪問を約束して暗闇の中でお別れしましたが、今回もワクワク・ドキドキ・ジーンとするような出会いでした。


  「野球なら ダブルヘッター 楽しいが 講演二回 さすが疲れる」

  「村人の 三分の二が 集まった 講演会場 大盛況で」

  「水先を 案内する人 違うから 違う切り口 アイディア浮かぶ」

  「昔なら とても日帰り 出来ぬ場所 今は便利に 日帰りできる」

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