shin-1さんの日記

○島根県西ノ島から遠来のお客様

 講演やシンポジウムで何度か出かけたことのある島根県隠岐の島の西ノ島町から、3人の議員さんが研修にやって来られました。その中の一人角市さんは私の旧友で、何かにつけて連絡を取り合い家族ぐるものようなつき合いをしているのです。

 前日夕方7日に伊予市入りして旧厚生年金センターに泊まり、8日朝から私のところを訪問する予定でした。ところが8日は鼠径ヘルニアで入院していた親父の退院後最初の検診が入り、どうしても私が付き添わなければならず、角市さんに無理を行って午後からのスケジュールに変更してもらいました。病院は10時の予約時間でしたがこの日は病院が混んでいて、一時間遅れの検診となりました。結果的に親父の手術後の経過は良好で、余程のことがなければもう検診に来なくていいといわれ、一安心でした。

若松進一ブログ
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 早速急いで引き返し家に着いたのは正午でした。角市さんたち一行は待ち合わせ場所のシーサイド公園レストランで食事をしていましたが、私もその仲間に入って食事を済ませました。聞けば遠方なので公共交通機関でやって来たそうなので、私の乗用車で案内することにしました。旧友といいながら角市さんは私の町へは初めての訪問なので、わが家の私設公民館煙会所と海の資料館海舟館、翠小学校、下灘駅、人間牧場と矢継ぎ早に案内し、人間牧場では少し多めの一時間余り議論を交わして研修を終えました。

 折角の機会なので下灘へ足を伸ばしたついでに大洲市長浜町の赤橋を見学に出かけました。また橋の袂にある坂本龍馬脱藩の江湖の港を案内してあげました。NHK大河ドラマ龍馬伝の放送中なのでいい機会だったようです。

 車の中から携帯で松本さんに岡山行きの特急の時刻表を調べてもらい、一行をJR伊予市駅まで送ってお別れをしましたが、どの議員さんも熱心に議論を重ねてきたいただきました。最近は私の元へ全国から市町村議会議員さんが少人数で研修にやって来る人たちがかなり多いようです。昔のように議員が徒党を組んでやって来て泊まりは道後といった形ばかりの議員研修はすっかり影を潜めました。

 角市さんは私が毎朝十二年間海岸清掃をしたことなどを知っていて、議員研修だから草刈か草引きをさせて欲しいと懇願されました。人間牧場も先日その作業を終えていて、また急ぎの旅でこの日の夜には岡山へ入らなければならないスケジュールのようなので、少しだけ形ばかりの草引きを加勢してもらいました。

 角市さんは西ノ島に残る伝統的な牧畑農業を守る運動に長年取り組んでいます。少しずつその成果は明らかになっていますが、アカデミックで地道な文化活動だけに、中々厳しいものがあるようです。でも私の勧めたブログ発信もすっかり板につき、5期目を迎えた議員活動と合わせて、角市さんは角市三なりの情報発信をしていて、大変嬉しく思っています。日本海と瀬戸内海、同じ海でも角市さんと私とでは大きな違いがありますが、これからも海人として思いを込めて生きていこうと硬い握手を交わし、再会を約束してお別れしました。

  「久方に 遠来の友 案内す 気心知れて 私的ものまで」

  「ついでにと 龍馬足跡 辿るため 隣の町へ 足を踏み入れ」

  「この人も 私の感化 受けブログ 書いて発信 できることから」

  「日本海 離島に暮らす 仲間の目 瀬戸内海は どんなに見えた」 

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shin-1さんの日記

○ツバメの雛の落下

 海岸沿いの道淵に夏の到来を告げる合歓の花がいっぱい咲き、早苗も日増しに葉を茂らせ、いよいよ夏本番となってきました。わが家の車庫のコンクリートの梁に巣作ったツバメも3~4個の卵を産んで、雛が孵った巣の中から喉白きツバメの赤ちゃんたちが顔を覗かせ、足繁く餌を運ぶ親鳥が帰る度に、ピーピーと声を荒げて餌を食べているようです。

 ツバメにしても雀にして最近の鳥たちはちゃっかりものが多く、ツバメは昨年の巣をそのまま使い、雀はツバメが巣立って空き家になるとちゃっかり巣を横取りして陣取るのです。人間世界も住宅難で借家住まいの人も多いのですが、鳥の世界も住宅難で借家住まいなのかも知れないと苦笑するのです。

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 昨日の夕方食事が終わり、妻と散歩に出かけようとすると、車庫の入り口になにやら黒いものが落ちていました。よく見ると産毛に包まれたツバメの子のようです。ツバメの巣から誤って落ちたのか、生存競争の結果落とされたのか分かりませんが、巣立ち間もないこの時期での落下を悲しむ妻は、「可哀想だから巣に戻してやって欲しい」と懇願するので、私は倉庫まで行って脚立を持ち出し、よじ登って巣の中へ落ちた雛を戻してやりました。

 狭い巣の中では3羽の雛たちが寄り添うように身を寄せ合っていましたが、それらをそっと寄せて左隅においてやりましたが、落ちた雛はかなり衰弱しているようで、このまま巣立ちを迎えれるのか心配です。

 昔からツバメの巣立ちは大安だと知恵者から聞いていました。今月の大安は6日・17日・23日・29日です。普通だと仏滅の明くる日が大安なのですが、今月は11日が仏滅で12日が大安のはずなのに何故か赤口なのです。ツバメの雛の落下を見ているだけに不吉な予感もしましたが、ポジティブに考える性格なので、17日まで飛んだ大安を雛の巣立ちの人定め注意深く見守ってやりたいと思っています。

 昨日妻に頼まれて畑へなすときゅうりを取りに出かけました。ちょいとのつもりで書斎の窓を開けたまま出て帰ってみると、親ツバメが一羽部屋に紛れ込んでいました。私の気配を察知して直ぐに外へ跳んで逃げましたが、今思うとあの親ツバメは私に雛を助けてとメッセージを届けに来たのではないかと思うのです。

 自然や動植物は人間の知識では推し量れない不思議な予知能力を持っています。ツバメが私に託したメッセージは果たして何だったのでしょう。


  「近頃は ツバメ雀も 住宅難 借家住まいで 子育て済ませ」

  「落ちた雛 脚立に登り 元の巣へ 元気に育て 願いをこめて」

  「親ツバメ 私の部屋に 迷い込む 不思議といえば 不思議な話」

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