shin-1さんの日記

○地下室が水浸し

 わが家には3年前まで親父が自慢にして育てていた鯉のための少々深めの池がありました。しかしその鯉が突然死んでしまったため、池を埋め立てることにしたのです。ところが埋め立てる寸前になって親父がこの池を何かに生かせないかと発案し、池の上に鉄筋を組んでコンクリートを流して地下室にしてはどうかという私の提案が受け入れられ、近所の土木業者に頼んで工事にとりかかり、畳4畳半程度の立派な地下室が出来上がりました。

 しかし出来上がったもののコンクリートは夏の暑さで照り返しが酷いため、私と親父が相談し日曜大工でコンクリートの上にウッドデッキを張り、その上へさらに一部屋作ってしまったのです。地下室は冬は比較的暖かく夏はかなり涼しいため、梅干やラッキョウ、それに梅酒の漬け込んだものをしまい込む専用の地下室になってしまいました。毎年梅の実る頃になると地下室の蓋を開けて見るのですが、上手い具合に保存ができているようなのです。数日前今年の梅所の漬け込みを終えて収納した時は何ともなかったのですが、昨日の夕方梅干用の樽を取り出そうと地下室の蓋を開けてびっくりしてしまいました。

 地下室の底に水がいっぱい溜まって、まるで床上浸水と呼ぶように水が座の上まで来ていて、幸いビンや壷に水は入らなかったものの、水浸しになってしまっていました。さあそれからが大変です、地下室に電気を引き込んでその水を汲み取る作業を親父と二人で、外が薄暗くなるまでしました。そして水が入ったであろう場所にコンクリートを練って詰め込みました。思い当たる原因がここだとすると、水は止まるのでしょうが、別の場所だと元の目阿弥になってしまうのです。

 今朝起きて直ぐに地下室に懐中電灯を持って入り込み調べてみましたが、今のところはどうやら止まっているようなのでホッとしました。

 しかし水に濡れたものは乾かさないとカビが生えるため、中のものを親父と二人で外へ取り出しました。その重いこと重いこと、中腰での作業なので結局はぎっくり腰気味で腰を痛めてしまいました。今日は中島に船で渡り、PTAにお話しするようになっていたので、ぎっくり腰のまま出かけましたが、船の窓に写る自分の姿はまるで「おじいいさん」といった風で、背中をまるめ腰をかがめ、いつもの元気の良い姿は何処にも見当たらないのです。

 最近は腰痛体操のお陰で腰の調子も満点と自慢していましたが、これで帳消しのようです。でもいつもだと起き上がれないくらい痛むのに、今日は多少つらくても歩けないことはなく、やはり体操の恩恵を喜んでいるところです。

  「こりゃどうだ 自慢の地下室 水浸し これもやっぱり 床上浸水?」

  「地下室で 中腰作業 した結果 ぎっくり腰で まるで年寄り」

  「窓越しに 写る自分の 姿見て 思わず空を 見上げため息」

  「体力と 気力バランス 崩れてる 若松ゆえに 体力復元」

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shin-1さんの日記

○コンニャク畑の草取り

 人間牧場の畑に苗屋さんでコンニャクイモの種芋を、10個買って植えたのは今から4年前でした。人間牧場の体験メニューにコンニャク作りを入れたら面白いかも知れない、という単純な発想でした。土の中のことなのでよく分かりませんが、聞くところによるとコンニャクイモの種芋は4~5年畑に植えたままにしておくと、親芋が大きく育ってその芋で、コンニャクが沢山作れるそうなのです。私もそのことを頭に入れて、毎年春先になると芽が出て大きくなるであろう芋の成長を楽しみにしていました。

 今年の春も少し早い芽吹きで順調に芽は伸びたように思っていました。ところがその芽が日が経つにつれて見たこともないような姿になってしまったのです。子ども体験塾で人間牧場にやって来たコンニャク作りの名人である西岡栄一さんに見てもらったところ、それはコンニャクの花であることが分かりました。しかもコンニャクイモが花を咲かせるとその寿命を終えるというのです。せっかく育てて楽しみにしていたのに、お先真っ暗ほどではないものの、かなり落胆してしまいました。

若松進一ブログ
(今年の春花を咲かせて短い一生を終わった親芋から小芋が芽を出し始めました。

 西岡さんの話によると、花を咲かせた親芋の回りに小芋がついているので、それを育てたらいいと助言を受け少々救われましたが、せっかちな私は4~5年も待てないので、再び同じ苗屋さんに行ってコンニャクイモの種芋を50個ばかり買ってきました。そして春先の先月人間牧場の段々畑の一つを開墾して種芋を植えたのです。

 この季節の畑は雑草が伸び放題で、折角植えた種芋がこの草むらでは芽吹かないだろうと思い、昨日は梅雨の晴れ間を選んで半日、一人で草を引きました。この時期はやぶ蚊やブトが沢山出て、顔や首筋にまとわりつくので、妻が先日買ってくれた蚊取り線香を腰に吊るして作業をしました。

若松進一ブログ
(草を取ると畑には無数のコンニニャクの芽が伸びていました)

 1時間ほどの作業でしたが、何とか親芋の枯れた畑と、今年新たに作ったコンニャク畑の雑草を取り除き、畑らしくなってきました。これでコンニャクの芽が成長すると少し雑草を抑えて成長してくれるものと期待しています。一事が万事このように、サツマイモ作りはサツマイモをイノシシに全部食べられたり、蜜蜂飼育では蜂に何度も刺されたりしながら、人間牧場での失敗経験が大きな力になりつつあるのです。

 コンニャクもサツマイモも、また蜜蜂も私にとってはまだまだ奥の深い動植物ですが、これからも命あるものゆえ大事に育てて行きたいと思っています。


  「失敗で また一つだけ 先進む 三年後には コンニャク作り 鱈腹食べる」

  「草を引く ただひたすらに 手に力 雑草何故に これほど丈夫」

  「コンニャクは まるでキリンの 足のよう 土下芋は どんな営み」

  「今度こそ 芋を育てて コンニャクを 作り食べると 誓いも新た」

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