○初春水仙花まつり
今年の冬は寒いといってもやはり季節は巡っています。さくねんまつが暖冬気味だったため、12月の中旬には水仙の花が咲き揃い、花の会の人たちをやきもきさせていましたが、ここにきて寒さが増して昨日と今日の二日間、シーサイド公園で初春水仙祭りが開かれました。このイベントも元はといえばわたしが作ったイベントなので、気になりながらも手出し口出しすることもなく引き継いでくれているので安心して見ていられるのです。
それでも顔を覗かさない訳にはゆくまいと、昨日の夕方立ち寄りました。昨日も今日も例年にない好天に恵まれ、下灘の港を見下ろす水仙畑にも大勢の人が長い列を作って、急な山道を上り下りしていました。
(入り口の看板)
(水仙の切り花を売る花の会の皆さん)
(広場のあちこちには水仙が飾られ、春の香りを漂わせていました)
私が訪ねた時間は午後4時を回っていて、色々な品物が売り切れ、僅かに甘酒が残っている程度でしたが、顔見知りの鼻の会の皆さんが甘酒をサービスしてくれ、何よりのご馳走となりました。東京へ出張中の松本さんを除けば、米湊さんや大森さん、それに市役所支所のみなさんも応研に駆け付けていました。
確か1月5日だったと思いますが、NHKのローカル番組「いよかんワイド」で、中継車がやって来て花の会の人たちが出演し、水仙まつりの予告編が行われていました。当日はあいにくの寒さだったし、早い冬の夕暮れで外は真っ暗な中での中継でした。
この日、双海町内の漁業団体である共栄網の漁業後継者の若者たちが、水仙まつりの会場でイワシの加工品を販売していました。火鉢に炭火をおこして網をかけ、その上でイワシの加工品を焼いて来場者に加工品の試食をさせていたのです。共栄網はこれまで使っていた加工場が老朽化したため、取り壊して新しい加工場の建設を行っていて、その加工場が間もなく出来上がる予定です。
これまでのような、他力本願的な生き方を改めようと、必死になっているのです。多分その道は険しいかもしれませんが、いい生き方の変化に目を細めました。
「水仙を 見る度沖合 浮かぶ島 宮本常一 思いをはせて」
「冬に咲く ゆえに水仙 愛おしい そっと顔寄せ 匂い楽しむ」
「甘酒を 飲みつつ話す 国訛り 水仙まつり 懐かし顔が」