shin-1さんの日記

○オホーツク寒気団との交流会

 船木さんと岩山さんと3人で、弟子屈町から本の道を津別町まで引き返しました。でてこいランドという障害者の施設での交流会に参加するためです。でてこいランドは施設の殆どが皆さんの手作りによるもので、寄付や勤労奉仕によって立てられ、ボランティアによって運営が行われているようです。施設的には粗削りな部分も見られますが、その分皆さんの思いのこもった施設なのです。私は船木さんや岩山さんと早めに到着しましたが、キッチンでは町長の奥さんが高齢者のための宅配弁当を作っていました。

 オホーツク寒気団というまちづくりグループが近郷近在から集まって来るのは午後7時過ぎなので、のんびりと過ごさせてもらいました。船木さんは自分の持参したホタテのむき身や銀シャケをさばいて調理を始めていましたが、私は本を読んだり早めにやってきた人たちと名刺交換をしたりしました。

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(でてこいランドの正面玄関と船木さん)
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(津別町の佐藤町長さんや訓子府町議会の橋本議長さんも参加されて賑やかな交流会となりました)

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(私も15分余り自己紹介を兼ねてお話をさせてもらいました)
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(佐呂間の3回講演会を全て聞いたお寺の奥さんである真如さんとツーショット)

 網走市議会の民主党幹事長平賀議員さんとは、政権交代の裏話や地方議会の変貌ぶりなどを興味深く聞きながら、夜の更けるのも忘れて大いに語り合いましたが、参加したオホーツク寒気団のメンバーはうわさにたがわず元気いっぱいで、美幌からも三浦さんや井上さんが参加していて、皆さん酒の勢いを借りてとても深い交流ができました。

 この日の交流会は深夜にまでおよび、私は明くる日のこともあるので午前1時に床に就きましたが、朝方まで飲んでいた面々はやがてその場に行き倒れのような形で眠り、まるで傷んだ掃除機のような大きないびきが私の安眠を妨げたようです。


 今回私の追っかけに徹したお寺の寺族である真如さんは、私の話を二日間で3回も聞いてくれました。多少のダブりはあってもまあ相手が違う話しに目を丸くしていましたが、それにしても隣町といいながら距離数の長い北海道を飛び回って交流に参加してくれた真如さんに脱帽し、厚くお礼を言いたいと思い、再度の出会いを期待しているところです。

 船木さんの話だと再び出会う機会がありそうだし、また船木さんがお世話している国内研修などで目的地として愛媛県を考えているそうなので面白い交流に発展するかもしれません。


  「まちづくり 心許せる 人ありて 夜を徹して 熱入れ話す」

  「掃除機の 壊れたような いびき聞き 寝付かれなくて 朝を迎える」

  「わが話 三回も聞く 凄い人 私は絶えず 彼女意識し」

  「年齢は 嘘はつかぬと 納得す 気力体力 知力も落ちて」 

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shin-1さんの日記

○プライベートな北海道を楽しむ

 長くも短く感じた佐呂間町での2泊3日の3回講演と2回交流会は大いに盛り上がり、今回も沢山の深いご縁をいただきました。平戸課長さん、大谷課長補佐さん、担当の阿部主事さんには忙しい時間を割いて面倒を見ていただき感謝しています。

 平戸課長さんと近くの食堂で昼食を済ませたころを見計らって、オホーツク寒気団の船木さんが迎えに来てくれました。元はと言えばこの船木さんと高知県馬路村での出会いから始まった北海道での講演ですから、一番ご縁の深い方なのです。

 船木さんの車に乗せてもらい、通ったこともないような裏道を突っ走り、一路摩周湖を目指しました。裏道といっても北海道の道は一直線の道が多く、中年暴走族ではないかと見まがうほどのスピードで走るのです。途中屈斜路湖が一望できる津別峠に立ち寄りました。ここは美幌峠のような景勝地ではなく、10月になるとあくる年の雪が消えるまで閉鎖される場所なので、多分もう二度と訪れることはないであろう穴場の景勝地なのです。

 その展望台はまるで西洋のお城を連想するようなとても立派なものでした。ツーリングを楽しむ自動二輪やパトカーまで来ていて、驚きの見学となりましたが、美幌峠と同じように眼下に屈斜路湖が見え、遠くに美幌峠や摩周湖を望むことができました。

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 津別峠から屈斜路湖へ至る道すがら、キタキツネに出会いました。こんな身近な場所でキタキツネに出会えるのかと感激し車を下りてしばし観察しました。キツネやタヌキは夜行性のため昼間は殆ど姿を見せないそうですが、人間に臆することもなく近づけるこのキタキツネはどうやら観光客から餌を貰いそめているのかもしれないとは船木さんの弁でした。帰り道同じ場所でエゾシカの群れにも出会いました。

 硫黄山を横目に見ながら弟子屈の町を通りました。弟子屈といえば巨人・大鵬・卵焼きと形容された大横綱大鵬の出身地です。かつて40年も前に、愛媛県の国内研修団の一員として弟子屈青年の家で研修をしたことを思い出しました。ここの青年の家で食べた麦ごはんとバタージャガイモは今も忘れられない思い出なのです。

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(道端でキタキツネと出会いました)
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(霧の摩周湖)
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(船木さん。岩山さんとともに)

 霧の摩周湖と形容される摩周湖はやはり摩周岳に少し霧がかかっていましたが、それでも美しくも神秘的な姿を見せてくれました。このショートな旅には東京から来たという画家岩山さんも同行しました。彼はライトバンの車で寝泊まりしながら絵を書いたり構想を練っているそうで、船木さんの友人の友人だそうですが、かなりしっかりした考えを持っているようだと思いつつ、画家で飯が食えるようになるまでの試練を乗り越えようとしている姿に深い感動を覚えました。

 帰りの途中弟子屈の街中で大鵬の生家の前を通ったり、ソフトクリームの美味しい店に寄ったり、また屈斜路湖のほとりの砂湯に立ち寄ったりしながら、一足早くやってきた北海道の初秋を満喫させてもらいました。

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(観光客に人気の店で美味しいソフトクリームを食べました)
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(屈斜路湖のほとりにはコスモ市が満開でした)
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(屈斜路湖のほとりには砂を掘るとお湯が湧き出る場所がありました)
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(屈斜路湖の夕日)

  「行く秋を 楽しみながら 旅をする 友の案内 至れ尽くせり」

  「画家卵 縁あり出会い 話し込む こんな時代が 俺にもあった」

  「目の前に 北のキツネが 顔を出す 私の方が 逆に驚く」

  「屈斜路の 湖面を染めて 夕日落つ 今頃双海 同じ夕日が」

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