shin-1さんの日記

○人間牧場にチャレンジクラブがやって来た

 「チャレンジクラブ」という名前を聞けば多分青少年の活動団体を思い浮かべるのですが、この名前はれっきとした経営者の集まりなのです。記憶は定かでありませんが、私の保存している予定表をめくると2005年7月28日に桜井啓子さんの名前と電話番号か記されているので、多分その辺りではないかと思われるころ、このチャレンジクラブは10人ほどで私のところへやって来ています。その時は役場の3階の一室を借りてまちづくりについてお話ししたような気がするのです。当時教育長だった私は夕日のことやシーサイド公園の経営のことなどを目いっぱいお話ししました。経営者に経営者でもない私が何を話したのかよく分らないのですが、いいフィーリングであったことは確かです。愛媛県に縁のある桜井さんとはその後も個人的な付き合いが続いていますが、今年になってチャレンジクラブの会長である徳島に住む内藤裕敬さんが急遽人間牧場を訪ねられ、9月の2日に人間牧場で会員研修をしたいとの申し出がありました。桜井さんのように衣料系のお店を15店も持っている経営者が集まるので、私のようなものの話などと思いましたが、甘んじてお引き受けしたのです。

若松進一ブログ

 昨日は午後1時に双海総合支所の前に集まりました。メールで送られてきた名簿を見ると宮崎県、香川県、山形県、熊本県、徳島県、大阪府、岡山県、愛媛県とまあ日本全国から集まるようで、12人それぞれ車のナンバーもバラエティに富んでいました。人間牧場には駐車場がないので、しもなだコミュニティセンターの駐車場で3台の車に乗り合わせて牧場へ向かいました。心配された台風もこちらには影響がなく、昨日はまずまずの遠望も楽しめて皆さん感激の面持ちでした。

 さて私は約1時間余り、商売人を相手に何の話をレクチャーしたのでしょう。水平線の家での座学は2時間にも及びましたが、鋭い質問もあっていい雰囲気の集会となりました。


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 この後一行は佐田岬半島の突端にある民宿大岩を目指しました。前回は道後温泉で一泊したので今回は趣きを変えたのです。事前に誘われて了解していたので私はその交流会に参加するため一行に加わりました。夕やけこやけラインと潮風メロディーラインを通りましたが、13里といわれる佐田岬の突端付近まではやはり遠いというのが第一印象でした。佐田岬には無数の風力発電の風車が並び、瀬戸内と宇和海を左右に見ながら走る景色に、遠来の皆さんは目を奪われ、折しも落ちようとする夕日を眺めながら初秋の岬を楽しみました。

 民宿大岩は魚や貝、イセエビなどの海の幸を食べさせてくれることで近年人気のあるところで、私の妻も一度だけ宿泊したそうですが、私は一度だけ食事をしに訪れたことがあるだけで、場所も忘れていたため、三崎の塩崎さんに事前に連絡して教えてもらいました。

 交流会は海の幸がずらりと並ぶご馳走でしたが、私には食べきれない程で、元来た道を今度は一人で引き返さなければならないこともあって、宴会が始まって1時間ほどで早々にお暇をさせてもらいました。夜の道は交通量も少なく2時間ほどで自宅に到着し、長い長い一日のスケジュールがやっと終わりました。体力的には少し疲れましたが、気力的には色々な人との出会いもあってとても充実した一日となりました。


  「西東 300キロの 道のりを たった一日 妻も感心」

  「経営者 前に一丁前 口をきく 結局最後 人がするもの」

  「右左 二つの海を 見て走る 遥かかなたに 夕日が沈む」

  「経営の 極意学びに やって来た 逆に学んだ 経営極意」 


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shin-1さんの日記

○松山大学での講義

 いつも通う愛媛大学の裏門に面して松山大学はあるのですが、愛媛大学へは一週間に一度通っているものの、松山大学へは一年に一度程度しか行かないため、松山大学の存在を忘れていました。松山大学の先生をしている金融広報アドバイザー仲間の岸本さんから講義を引き受けて欲しいと依頼があったのは前年度でした。そのうち教務課からレジメの提出依頼があっても、日ごろの忙しさにかまけてスケジュール表での確認しかできていませんでした。月も変わって9月に入った2日の予定表を見てびっくりしました。その前後に次々と予定が入って、昨日は早朝のセミナーが終わると直ぐに午前中の松山大学の講義が入っていました。

 身支度を整える間もなく松山大学へ向かい、守衛さんの誘導で教務課へ行きました。平成21年度大学コンソーシアムえひめ共同授業と銘打った今回の授業は愛媛大学、愛媛県立医療技術大学、松山東雲大学、松山東雲短期大学、聖カタリナ大学、聖カタリナ短期大学部、放送大学愛媛学習センターが共同で行うのです。私を含めた15人の先生たちが5日間にわたって講義をするのです。

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 私はその中日の午前中を担当するのです。参加者は146人と伺っていましたが、広い844番教室には夏休み中にもかかわらず、沢山の学生が集まっていました。

 私の講義タイトルは「まちづくりの新しい風です。レジメ通りに話すことの苦手な私は、提出していたレジメを殆ど無視して90分の授業を終えました。大学側の説明によるとこの講義は試験がレポート提出が義務付けられていて、10分ほど早めに終わってレポート作成の時間を取って欲しいとのお話でしたので若干早く終わって提出されたレポートは後日私のところへ届けられるとのことでした。後日評点をして送り返すのだそうですが、はてさて私の話をどのように理解したのか、読んでみたいような気もしますが、手間暇の少ない私には時間的にきつそうです。

 余談になりますが、今回の授業を教務課の若い女性が聞いてくれました。そして帰り際嬉しい感想を話してくれました。学生ではないものの、一人の人を満足させることができればいいと思って毎回大学で授業をしている私としては、満足の意思表示をしてくれたこの女性の一言で救われた感じがしました。

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 ふと気がつくと、最近私は意に反した方向に自分の日常が向いていることに気がつきました。大学の講師などをもう7年もやっているのに、未だに大学の授業がなじまず、いつも止めたいような心境なのに、大学とのかかわりがどんどん増えているのです。不味いと思いながらもやっていますが、もうそろそろ幕を引かなければと思っています。私は大学が大の苦手です。論理を旨とする私には理論を教えることは難があるのです。これまでは主に論理を教えてきましたが、少し理論的にならなければ大学の授業はできないのです。

 悩みながら授業をやることは学生にとって決していい影響はないので、そろそろなのです。加えて忙し過ぎるオーバーワークな日々を少し整理もしなければなりません。さてどうするか正念場のようです。


  「意に反し 大学授業 増えてくる そろそろ幕を 引くこと思う」

  「教壇に 立って時々 ハッとする あるべき論を 唱える私」

  「レジメ見ず 勝手に喋る 癖ありて 私やっぱり 大学向かぬ」

  「点数を つけろといわれ どう評価 うーん困った 俺にはできぬ」

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