○佐呂間町での講演ダブルヘッターと明くる日で講演三連戦でした
北海道佐呂間高校での講演を終えて夕方まで少しの時間をホテル悠輪閣で過ごしました。午後6時30分に迎えの車が来ると言うので、久しぶりに長湯をしてくつろぎました。北海道に着いた前の日はあいにくの天気ながら夕暮れには佐呂間湖に落ちる自慢の夕日をホテルの自室窓から見ましたが、この日も綺麗な夕焼けでした。主催者からもホテル側からも軽めの夕食と説明がありましたがなりました。しかし午後5時からレストランで始まった夕食は、軽めどころかホッケの炭火焼きやホタテなど食べきれない程の美食でした。好きな相撲を自室のデジタル大画面で観戦し身支度を整えたところで迎えの車がやってきました。
この日は午後と夜の二回講演、野球流にいえばダブルヘッターです。会場は佐呂間町町民センターのホールです。演題は「新しい発想で生きる ~人間牧場・遊びの創造」です。参加者の中には子どももいて和気あいあいです。最初は空き椅子もありましたがそのうち満席になりました。夕日を地域資源にしたまちづくりの経過や、余り話すことのない人間牧場での活動について話しをしました。
講演が終わると近くの居酒屋に繰り出して交流会をしましたが、まあ料理の凄いこと、さすが北海道です。愛媛ではこの時期になると毎年有名デパートの地下食料品売り場で北海道物産展が開かれますが、その時見たり食べた海の幸がドーンと机の上に並べられ、みんなでワイワイガヤガヤ楽しいおしゃべりをしました。
私は明くる日午前中同じ場所で寿大学の講演が予定されていることもあって、夜10時過ぎにお暇し、阿部さんノ車でホテルへ帰りました。
明くる日は高齢者が相手です。「ニコ・ピン・コロの人生」という演題で90分間お話をしました。三度目の正直とでもいうのでしょうか、寿大学に参加した方々のほどよい乗りにも助けられて、前から2列目のおばあちゃんは大笑いをして思わず入れ歯が飛び出てしまいました。周りの人は余り気付かなかったようですが、演壇から目敏く見つけた私は笑いをこらえるのに必死でした。
それにしても、日本の中で今一番元気なのは高齢者です。金ある暇ある元気あると三拍子そろっているのは高齢者です。このパワーは不況だなんだと言い訳ばかりしている今の社会に見習ってほしい人間力だと思いました。
「トリプルの 講演終わり ホッとする 青年成人 老人にまで」
「笑い過ぎ 思わず入れ歯 飛び出して 慌てて隠す ばあさん可笑し」
「北海の 海の幸など 美味しくて 妻の味さえ すっかり忘れ」
「日本中 何処へ行っても 爺と婆 一番元気 見習いたいね」