○また一つ夢が叶いました
この一週間は暇さえあれば人間牧場へ出かけ、かまど小屋の中にかまどを造る作業をデジカメに収める地道な作業を行いました。昨日は日曜日だったこともあって設計した息子も左官も大工も勢揃いして賑やかな終いの工事が行われました。まだ端々の工事は残っていますが、本体工事とかまど工事は大体は片付きました。
昨日は先日片づけた書棚の一部分にかまど小屋と水平線の家に通じる穴が開いて、何とも奇妙な空間が出現しました。最初の計画では水平線の家から直接かまど小屋へ入れるように設計していましたが、土地の形状から外からしか出入りができないため、苦肉の策としてこの窓ができたのです。でも開けてみるとこの空間から見えるかまどの様子もまたおつなもので、また新たな物語が語られそうな予感がしました。
(煙突穴も耐火レンガでデザインしました)
(かまど小屋の裏庭も古い瓦で修景しました)
(屋根に降った雨を貯める雨水利用タンク)
昨日は松山三津浜のコーナンへ切り石や屋外シンク流し台を買いに行ったり、そこら辺のあた片づけをするなど、気がつけば朝ご飯も昼ご飯も食べずに働きました。夢中になると食べることさえ忘れるのですから私も相当ええ加減な男です。
今回のかまど小屋は息子の設計によると相当凝っています。屋根は狭いながら環境に優しい屋上緑化をするそうで、既にFRPが張られ、屋上の雨水はステンレスタンクに貯められ、利用するようにしています。間もなく屋根に芝生を張るそうですがはてさて上手くいくかどうか心配しています。
またソーラーパネルを設置して小さいながらバッテリーに充電してかまど小屋の照明に使いたいと、先日から充電実験をしているようです。
まあ一事が万事人間牧場は環境をテーマにしているので、少しずつ環境に優しいことをしているのです。この施設でいかほどのCO2削減になるかは疑問ですが、少なくともこの施設を利用する人たちに環境を考えてもらう一助になればと思って息子は知恵を絞っているのです。「親が親なら子も子だ」と妻には笑われていますが、乏しい資金で知恵を出しながらやっています。それでもこの5年間でその乏しい資金もそろそろ底をつきかけて、心もとない心境です。
今回のかまど小屋の整備は僅か一坪半の小さな施設なのに、かまどの築炉という設備の整備をしたためかなり大きな出費になりそうで、今も頭が痛いのです。息子はお金のことなどオーナーである私が出すものとばかりに次々と考えてくれていますが、私の限界も近づいたようで、少し充電しなければと思っています。
それでも今回もなにはともあれ完成しました。8月の始めに着工し9月まで長くも短い約一カ月でしたが、5年間の集大成にふさわしいものでした。特にこの一週間は左官さんや大工さんなど様々な異業種の人の話を聞いたり、労働の姿に触れる機会もありとても参考になったように思います。夢を持ち夢の実現のために努力する、そして夢がかなうことは素晴らしいことです。お陰で財布も軽くなりましたが、金は天下の回りものです。また次の夢を膨らませながらいい人生を歩みたいと思っています。
「工事中 暑くもあった 一ヶ月 夢が叶って かまど完成」
「そこここに 息子の知恵が 生かされて CO2も 少し削減」
「さあ次は クヌギ原木 切り倒し 薪割る作業 始めなければ」
「毎日が 何処かワクワク するような 書くこと多し 今朝もブログに」